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約束の大地

私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。

顯進様がお父様に差し上げた手紙から。

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顯進様がお父様に差し上げた手紙から。

前回は2009年3月8日の「束草事件」を前後してお父様に報告された顯進様についてのあり得ない嘘について書きました。そしてその時に顯進様が沈黙された理由も書きました。

 

今回は、「束草事件」から一年ほど前の時期である2008年3月23日に、顯進様がお父様に差し上げた手紙から、冒頭部分と結びの部分を引用させていただきます。

 

この手紙を読まれたお父様は大変喜ばれ、訓読会でも読ませる程でした。その内容がお父様の真意や方向性と一致していたということです。「この手紙を書いた人は、永遠に滅びることはない」とも仰ったそうです。しかしこの手紙に関しても、「郭錠煥先生が書いたものだ」などの嘘の報告がなされました。当時、教権勢力の目的が、いかに顯進様を排除することに一貫していたかが分かります。

 

この手紙の内容は、真の父母様に対する顯進様の絶対に変わらない心情を感じることができると共に、今日統一家に顕在化した問題を、2008年の時点で非常に的確に言い当てています。(そのような部分は太字にさせていただきました。)この手紙の後、顯進様を排除する試みが一層強化され、「ありえない嘘」まで用いられるようになって行くのですが、昨日の記事と併せて、皆様によく理解していただけるものと思います。

 

顯進様のみ言抜粋

『真の父母様への特別書信』(2008年3月23日)より

 

〔冒頭部分〕

愛するご父母様

 

一世紀近く、絶対的基準をもって神様の夢をなすために投入してこられた人生は、私達すべての指標になってきました。一生涯、維持してこられたその固い決意は、あらゆる試練と迫害に綴られた波乱万丈の人生の中でも、変わることのない動機の源泉であり、荒れ果てた環境の中で統一運動を世界中に花咲かせてきた、しっかりした支柱でありました。

 

今、ご父母様は、将来を見渡されながら、私達の前には、数十年間積み上げられた血と汗と涙の結実があると共に、新しい挑戦が待っていることを認識しておられることと思います。今日、私たちは第二次大戦直後のキリスト教がおかれていた状況と、非常に類似した立場に立っています。「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド(One Family Under God)」即ち、「神様の下の一家族世界」を建設しようという神様の夢を中心として世界平和を実現することもできたはずの、まさにその時です。従って今、最も重要なことは、私たちの運動全体が神様の神聖な摂理目標と方向に焦点をあわせることです。これは今後5年間のためではなく、One Family Under Godの夢を完全に実現する未来のためなのです。

 

ご父母様は、すでにご存知と思いますが、私たちは今、重大な岐路に立っています。摂理の未来は、今私たちの運動がどのような方向をとるかにかかっていると言っても過言ではありません。お父様、2006年にお父様は、今後3年間がどれほど危険で重要な時期であるかを、私に語ってくださいました。まさに2007年と2008年と2009年です。私もやはり、この時期の重大さを感じており、早くすべての基盤を確立し、摂理の方向に正しくアライン(一致)させておかねばならないということに苦心してきました。もしそのようにさえできたなら、私たちは、摂理的目標である神様の国建設と、究極的なアベルUN建設の夢を成し遂げることができるでしょう。しかし、ここで挫折すれば、私たちは一つの小さい教団として残るか、未だ異端教派の束縛から抜け出すことができないことにもなりかねないでしょう。…(中略)…

 

〔結びの部分〕

お父様、あなたの生涯の見本を通して、私は多くのことを悟ることができました。今日、私の立場に関してお父様が、何故私が山から降りて、再び公的な使命を始めたのかを聞いてくだされば幸いです。2005年の初め、お父様の指示の後、私はどのような困難なことが起こるかよく知っていましたので、自分の使命を更に進めていく力と意思を失っていました。私は、私たちの家庭の現実を余りにもよく知っていたために、真の家庭が公的に現れる時、真の家庭に対する信頼の薄さを最も心配していました。しかし、突然、私たちは、全ての欠点を持ったままで、世界の前に現れるようになりました。

 

私は、指導者たちの党派的文化と政治的関係が、私たちの家庭を汚染することは、時間の問題であることを知っていました。「類は友を呼ぶ」という言葉と「水は高きより低きに流れる」という言葉のように、私たちの運動内にある境界線が、共通の目的と利害関係を持つ人々によって、私たちの家庭にまでもたらされることを知っていました。私にとってそれは、真の家庭の理想を根本的に壊すものとして、許すことのできないものでした。私は、自分の利益を優先する政治的な過程や体制の中では、神様を見出すことができず、反対に寂しく自己犠牲が要求される場で、神様を見つけることができました。そのために、いつも汚れのない自然が、私の「本当の教会」であり、そこで神様が私の中に存在していることを体験させてくださり、私の行くべき道を悟らせてくださいました。あの深いアラスカの山の中で、神様は私に山から下りて、お父様を助けて差し上げなさいと語られました。今はいかなる時よりも、お父様が私を必要としている、と悟らせてくださいました。

 

しかし、再び戻ってきた時の状況は、私が想像したよりもずっと難しくなっていました。私はその後、家庭の中ですら、私と私が行っていることに対して、多くの誤解を受けるようになりました。更に、偽りの考えが事実のように形作られ、私が真の家庭に関心を持たないで、強欲にも全てを支配しようとし、周囲に人たちの謀略に振り回されていると攻撃されました。根拠のないでっち上げに私の兄弟たちが同調し、ご父母様さえも心が揺れ、ある時にはそれを認められるような印象を受けた時、私は当惑せざるを得ませんでした。人は歳をとり、時間が過ぎれば変わるものだと言いますが、生まれつきの根本的な性稟は変わることなく、むしろ生涯の経験を通して深さを増していきます。35年前の清平で、他の兄弟たちがご父母様と一緒に船に乗れるようにと、自ら後に残ったその子供、お父様がそのように記憶しておられるその子供に対し、このようなうそが投げられているのです。

 

お父様、摂理的なみ旨に根ざした共通の目的と方向性なしには、このような混沌と分裂は、次世代にも持続するでしょう。これに関して私は、ご父母様にすでに何度も率直にお伝えしました。お父様の本当の「レガシー」を正しく認識し、お父様の波乱万丈な生涯の原動力になったその「夢」の相続を受けてこそ、本当に「一つになる」ことができます。お父様が創造原理を通して現された「神様の夢」が、私達統一運動は勿論、真の家庭を導く光とならなければならないと、私はいつも信じていました。ご父母様の直系だと言って、自然に神様と人類が願う真の家庭になるのではありません。真の父母様が、限りない試練と苦難を通して真の父母の立場まで上がられたように、私達も、神様と人類が願う真の家庭になるために、私達自らを磨いていかなければならないのです。

 

お父様、私に対してご心配なさらなくても結構です。どのような困難と誹謗が私の前を塞いだとしても、お父様とみ旨のための私の覚悟と行動は続くでしょう。お父様の夢とレガシーは、私達を通して世界の前にずっと広がっていくでしょう。神様は実に神秘的に働かれます。お父様は、この摂理の最後の時に、父子協助時代がどのくらい重要かということを、私に語られたことがあります。その時には私は理解できませんでしたが、このすべてのことを通して、今ようやく悟るようになりました。アダム家庭で、サタンは長子権、父母権、王権という三つの位置を奪っていったとお父様は教えられました。それによってサタンは、血統と父子の関係を神様から奪っていきました。この理想を復帰するために、お父様は、私に公的な責任を与えられた時から、私に絶対的にお父様とアラインすることを願われました。しかし、それを感じる次元に留まり、今まで本当に「悟る」ことができませんでした。今になって、この悟りを得ることができるようにしてくださった神様に感謝を捧げ、お父様の大きな理解と忍耐に心から感謝いたします。

 

長い時間聞いて下さり、深い思いやりをくださったことに感謝申し上げます。孝進お兄さんの昇華で、心を痛めておられるご父母様を思いながら、更に一層、孝子の道理を果たして参ります。

 

あなたの愛する息子、顯進拝上。

天一国8年3月23日

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正に統一家は2007年、2008年、2009年という三年間を越えることができませんでした。そして顯進様が仰るように、私達は一つの小さい教団として残り、未だ異端教派としての扱いを抜け出せていません(そうでなくなっているのは顯進様の運動だけと言えるでしょう)。この七年間で起こったことを想起していただければ、顯進様の視点がいかに正しいものであったかを理解していただけると思います。



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