私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。
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≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
革命家になるのは誰ですか。自分自身を見てください。皆さんは自分の地位を維持したがっています。教会で20~30年間過ごし、ある程度の名声を得たので、その地位に座っていたいと思っています。多くの人がそんな考えを持っています。そのような人と、どうして新しい革命を始められるでしょうか。
私が、皆さんに与える条件は、皆さんが革命家となれるように、必ず若者らしい心情と姿勢を持たなければならないということです。今は、新しい革命を起こすために、全力を投入するべき時です。本来私は、この革命的な精神を理解することができる、若者をここへ連れてきたかったのです。なぜなら彼らには、荷物がないからです。しかし多くは年輩の人たちであり、特に40歳以上の人たちが来たので、私は皆さんのために、新しい条件を設定しましょう。年齢的には若くなくても、若者の精神を持って、革命家になることをはっきり約束するのなら、皆さんが同参することを許可しましょう。そうすることができますか。(はい)
この時代は、人類歴史を通して、神様が人類に約束されたことが成就するときです。今は、人類が個性完成し、善の子女を繁殖し、真の万物主管を果たすという、三大祝福を実体化させることができる時代です。新しい歴史が始まり、新しい心情文化が築かれる時代です。つまり、人類に対する約束が、すべて成就される時代だということです。
今は、新しい世界秩序が打ち立てられる時なのです。神様の摂理のスケジュールにおいては、今が収穫の春なのです。私たちは、6000年間にわたって種が蒔かれてきた地に足を踏み入れたのです。私たちはすでに肥沃で実りの多い地に立っています。今や袖をまくり上げて、畑に出て行き、育った作物をすべて収穫することだけが、私たちに任されているのです。世の中を象徴するこの畑で、私たちが本当に収穫できるようになるためには、皆さんは自分が誰であり、何をする人であるかをはっきり知らなければなりません。また、自分がどういう時代に生きているのかを知らなければなりません。そして、この時代における自分の責任を悟らなければなりません。過去に積み重ねてきた荷物を、すべて喜んで捨て去らなければならないのです。自ら進んで180度方向転換して、新しく出発して下さい。そして、もうすぐ実現する未来に結ばれる約束を期待しましょう。
(『神様の夢の実現』139~141ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(11回目・最終回)。前回は、定着時代には荒野時代の習慣性を脱ぎ捨て、今までのような社会と隔絶した歩みではなく、この社会のフィールドの中で奉仕を通して、実体的な天一国を成し遂げる歩みをしていかなければならないということで書きました。
今回のみ言は前回に続き、荒野時代から定着時代への大転換は正に革命的なものであるが故に、荒野時代への執着を捨てて180度の方向転換をしなければならないと語られています。
荒野時代に統一教会で苦労の歩みをされてきた指導者にはとても聞きたくない話かも知れませんが、荒野時代の歩みというのは穴埋めの歩みであって、決して真の父母様が成すべき本来のみ旨ではありませんでした。それは今から始まるということです。
私たちが定着時代という神様の摂理歴史の収穫の時をはっきりと認識できさえすれば、無限の可能性が広がっているのが今という時代です。しかしその際、荒野時代の経験や観点はむしろ「荷物」になってしまいますし、過去の実績に自己満足してしがみつく者は決して新しい時代の主人になることができません。
顯進様が指摘されているように、2001年当時から、革命の対象が正に自分たちであることを知り、顯進様に敵対しようとする指導者に動きは始まっていました。それが2008年に「摂理的クーデター」として顕在化することになります。
180度方向転換してクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
皆さんは定着時代における祝福を受けた夫婦として、また、祝福家庭として、自分の責任を理解しなければなりません。お父様は「私達は定着時代に入り、もはや信じるだけの時代ではない」と説明されています。第四次アダム圏時代とは、まさにそういうことです。ただご父母様を信じるのではなく、祝福中心家庭として、真の父母様の本当の代身者になるということなのです。
ですから、「今は、奉仕に焦点を当てるべき時だ」と、ご父母様は強調されています。ただ、「私は真の父母様を信じている」と言うだけでは不十分です。もし皆さんが、「私は真の父母様を信じている」と言いながら、世の中を実体的に救うための、自分の摂理的使命と責任を度外視して、自分がやりたいことだけをやっているとすれば、これは何の意味もありません。それは、決して祝福を受けた夫婦として、祝福家庭として自分の責任を果たしていることにはなりません。…(中略)
私は、血筋に刻まれた契約という話をしていますが、これはどういう意味でしょうか。皆さんは、自分の家庭から遠くに逃れることができますか。皆さんのアイデンティティは、変えることができません。皆さんの宿命も、変えることはできません。同様に、家族の一員として、皆さんに対する期待も変えることはできないのです。…(中略)…もし皆さんが、家庭内で自分の責任に背を向けたとしたら、家庭の中で自分の正当な位置を要求することができますか。人類最初の家庭があらゆるレベルにおいてその責任を果たさなかったために、神様の復帰歴史が始まったことを忘れてはいけません。
この修練会を通して皆さんを目覚めさせようと私が決心した理由はまさにこれなのです。定着時代に入った今、再度、統一家と祝福家庭を新しい方向に向けさせて、彼らが神様の摂理の事情の中で、自分の責任を理解し、正当な立場に立つことができるようにするつもりです。
(『神様の夢の実現』137~139ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(10回目)。前回はアダム家庭の堕落によって生じたすべての障壁を克服していく使命が祝福家庭に与えられている、ということで書きました。
今回のみ言では、定着時代を迎え、祝福中心家庭はただ真の父母様を信じていくだけではなく、実際に真の父母様の代身者となり、世の中に対して奉仕する生活が必要だと語られています。
では祝福中心家庭が真の父母様の代身者として世のために奉仕する姿とは、具体的にどのような姿なのでしょうか?荒野時代の統一教会における筋金入りの「信仰者」の姿というのは、この世からかなり浮いた教会活動一筋の戦士(ソルジャー)のような印象だったのではないでしょうか?そういうバリバリの「献身者」を作ることが重要でした。
それに対して、定着時代における「天一国主人」というのは、どのような姿なのでしょうか?今日、世の中の人々もより良い社会を実現しようと様々な活動をしています。私は、定着時代には、私達もそのような方々と同じフィールドの中でみ旨を進める必要があると思います。私の想像ですが、例えばPTAとか、町内会とか、社会福祉協議会とか、あるいはNPO法人を立ち上げてとか、One Family Under Godのビジョンを中心として、一般の人と協力して、否、私達も一般の人になって、一緒に素晴らしい地域コミュニティ、素晴らしい国と世界を築き上げていくということです。
自叙伝を読めば、お父様が南米でされたことは、魚の捕り方を教えてあげ、その魚を加工する工場を作ってあげ、働いて収入を得るということを教えてあげ、天国のモデル基地を建設することでした。お父様ご自身が奉仕を通して受け入れられ、定着するという見本を示して下さっていました。
私達は荒野時代に敵から追われ過ぎて、いつの間にか社会から浮いた、隔絶した状態が染みついてしまいました。真の父母様の勝利によって荒野時代が終わり、定着時代が開かれたということは、私達が純粋な奉仕を通して出て行けば、私達と世の人々が同じ方向を目指していける準備がすでに整えられているということを意味するのではないでしょうか?
ホームチャーチとか、氏族メシヤとか、お父様が私達に再三願われながらも、その期待に応えて差し上げられなかった内容も、そのような方向性をとることによってようやく道が見えてきます。
顯進様のみ言を学びながら、私はそのように感じるようになりました。祝福中心家庭は今、くるりと方向転換して、1945年当時に成されていくはずだった本来のみ旨を果たして行く必要があります。
こんなにも物わかりの悪い私たちを、顯進様は一つの血統で結ばれた一つの家族だという一点において、見捨てるのではなく、目覚めさせようと、このようなみ言を語ってくださいました。
「定着時代って、何だかワクワクする!」と思う食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
お父様が全米50州をツアーで回られたことを覚えているでしょう。その時、お父様はクリスチャンに、「このような全ての教派を誰が作ったのか。神様がこのように多くの教派を願うと思うか。誰がこれらを作ったのか」と非常に深刻な質問をされました。…(中略)
女性の男性に対する憎しみは、どこから来たのでしょうか。…(中略)…アダムとエバの堕落から始まったのです。…(中略)…人類最初の家庭で、カインがアベルを殺してしまいました。これは兄弟同士に、更には国民同士に訪れる葛藤を象徴していました。このように、分離と分裂の原因はすべて、人類の最初の家庭に根差していたのです。
全ての人類は、神様の下の一家族だという事実を悟るとき、初めて世界平和が実現できます。つまり、全人類が、他国の人々を他国民としてみるだけでなく、自分の兄弟姉妹だと見ることができなければならないということです。…(中略)
訓読大会で、私は大会ゲストに、祝福について、そして祝福が世界平和と如何なる関係があるかについて、このように話しました。…(中略)…「もし皆さんが他の国の男性、または女性と会い、愛する関係を結んだとすれば、特に全ての愛の関係の中で、最も近い愛の関係である夫婦の因縁を結び、幸福な人生を送ることができるとするならば、まさにそこに、世界平和の実体的な解決策を見つけだすことができるのです。その二人は、二つの全く違う文化と言語を代表しているからです。彼らがお互いの愛の中で、うまく和合できるとすれば、そこに世界平和の解決策と知恵があるのです」…(中略)
真の父母様の観点で見ると、国際祝福が最善です。あなたはど思いますか。韓国人のお嫁さんが欲しいのですか。そうであれば、この障壁すら克服できていないということです。その結果、二世が問題を抱えるようになるのです。…(中略)
皆さんは、国の障壁を克服できていないということです。自分の子供に、そのことをよく教えなければなりません。
(『神様の夢の実現』134~137ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(9回目)。前回は、「誤った選民意識」から脱却し、積極的に世の中に出て行き、実体的な神の国を築くべき責任について書きました。
今回のみ言は、障壁を克服するということがテーマになっています。アダム家庭の堕落によって、結局、無数の障壁がもたらされました。定着時代に入り、私達は今反対に、障壁を克服する戦いをしており、国際祝福は正にその最善の方策であるということです。
しかし現実的には祝福家庭と言っても、国の間には障壁があります。また、祝福家庭とカイン世界との間にも障壁があります。
自らが祝福を受けたからと言って「誤った選民意識」を形成し、自分のことにばかり焦点を当てることは、かえって障壁を作り上げていることになります。カイン世界を復帰するために与えられた祝福なのですから、むしろ外の世界に向かって奉仕しながら、障壁を克服していかなければならないのが、定着時代における祝福家庭の責任です。
現在、家庭連合の祝福家庭が持っている人間関係は、食口同士の関係が何割であり、一般の方々との関係が何割くらいでしょうか?また、一般の方々との関係性はどれだけ祝福家庭としての価値を現すような、奉仕する関係になっているでしょうか?
現在、家庭連合が食口に要求している食口としての生活スタイルは、例えば氏族メシヤ(あるいはホームチャーチ)を勝利するために、有効であると思いますか?
今の家庭連合の在り方は根本的に、食口が一般の方々と積極的な関係性を持つことを阻害しているのです。そして公職者になればなるほど、毎日、ほとんど食口としか会話をしないような状況ではないでしょうか?
私達が荒野時代に身に付けた組織の在り方や観点は、定着時代においてはむしろ阻害要因になっています。それは、歴史的には善なる価値を発揮することの多かった宗教というものが、今日、その弊害の方が膨らんできているのと似ています。
お父様は「統一教会を解体しなければなりません」と仰っているのですが、それはピラミッド型の閉じられた宗教組織では、それ自体が障壁となっており、どうあがいても定着時代を迎えられないからです。「解体する」という意味は、すべてが内側を向いていた、その矢印を、外側に向けていくことでもあります。そして組織への所属がアイデンティティなのではなく、ビジョンに対するアラインメントがアイデンティティになるのです。
早く定着時代の歩みがしたい食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
第四次アダム圏時代を前進し、定着時代を出発していく中で、私達は、神様の摂理における、今の時の重要性を理解すべきです。多くの人が、これに対する明確な概念を持たないまま、自分が責任を持っている機関、あるいは小さい役割にだけ執着しています。そして多くの人はこのようにも考えます。「ああ、私は祝福家庭なのだから、もう救われている。何も心配する必要がない」けれども皆さんは、祝福家庭として、どのような責任があるのか、皆さんに如何なる期待が懸けられているのかを知らなければなりません。祝福家庭として皆さんは、理想的人間、真のアベルの立場に立っており、それにあった責任を負っているのです。…(中略)
祝福はアベル自身のために与えれたのではありません。祝福家庭として、アベルの位置に立っている皆さんについてはどうでしょうか。祝福は、皆さんがカイン世界を復帰する、代身者になれるよう与えられたものなのです。
ですから、この世界が、完全に神様の絶対主管下に入るまで、私たちの使命は終わらないのです。皆さんは祝福家庭として、そのような確信とアイデンティティを持たなければならないのです。…(中略)…統一運動の二世たちは、公的使命に対する責任感を忘れてしまっています。彼らは自分が、アベルの位置に立っていることを分かっていません。それは、統一運動のリーダーである皆さんが、自分の責任を見失ってしまったからです。積極的に世の中に出て行って、世の中を変えることができないまま、いまだ自分たちのことばかりに焦点を当てているからです。今日から、それを変えなければなりません。守勢に立つのではなく、積極的に世の中に出て行き、地上に実体的な神様の国を実現しなければなりません。(アーメン!)
(『神様の夢の実現』132~133ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(8回目)。前回は、復帰時代とは違い、定着時代においては祝福中心家庭が摂理の主人となり、理想家庭を完成する責任分担を果たさなければならないということで書きました。
私達がメシヤであるお父様に出会い、祝福を授かったことの価値は言葉で表現できないものであると思います。しかし顯進様は今回のみ言の中で、「ああ、私は祝福家庭なのだから、もう救われている。何も心配する必要がない」と自分のことにばかり焦点を当てているのではないか?と指摘されています。以前の御言では、「自己陶酔」「自己満足」という表現もされていました。
このような「誤った選民意識」によってもたらされた摂理的な被害は計り知れないのではないかと思います。
ちょうど2000年前にも、イエス様の下に多くの群衆が集まってきた時、イエス様はその人たちを通して地上天国を実現すべきご自分の使命を考えられましたが、一方で十二弟子たちは、これで自分が偉くなった、という風に考え、十二弟子の位置に拘り、優秀な人であっても他の人がイエス様の前に出るのを遮るようになりました。
今日の私たちもこれに似た態度かも知れません。顯進様が仰るように、アベルに与えられた祝福はアベルのためではなく、カイン世界を復帰する代身者になるためのものです。
昔、私がお世話になったある中心者が日曜礼拝の説教で語っていたことです。「天国に相応しい人というのは、全ての人を天国に入れてあげて、最後の一人が入ったあとで、自分がようやく安心して天国に入り、パタンと扉を閉めるような人だ」。…このような教えを受けながらも、長らく私の意識の中には、やはり「誤った選民意識」がどこかでこびりついていたと思います。
顯進様のみ言に触れると、いつもそのような自分が正されるのですが、それでも顯進様の深刻さと私自身の深刻さの間には大きな開きがあると感じざるを得ません。
「積極的に世の中に出て行き、地上に実体的な神様の国を実現しなければなりません。」と言われ、私の残りの人生の中で何ができるかを、考えさせられました。
現在の家庭連合のように、余りにもこの世と隔絶した状態では、何も成すことができません。それは世の中が問題なのではなく、家庭連合が定着時代に相応しい観点を持ち得ていないということです。
「誤った選民意識」に心当たりがある食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
ご父母様が、私たちと共に地上にいらっしゃらなくなったとしても、ご父母様がここに私達と共にいないということになると思いますか。そうではありません。ご父母様は、永遠に私たちと共に生きていらっしゃるのです。それは、皆さんの血が、神様と真の父母様と真の家庭を中心とした、本然の根に繋がっているということを感じることができるからです。皆さんが、拡大された理想家庭の一員として、完全な主人意識を通して、神様の摂理が持続するということを感じることができるからです。第四次アダム圏時代の背後にある本当の意味が、まさにこれです。…(中略)
復帰時代には、皆さんはあらゆる活動に動員されましたが、その理由を本当に理解していましたか。理解していなかったでしょう。真の父母様が願われるから、実行しただけでしょう。しかし、皆さんは動員によって、復帰摂理の全ての条件の鍵を開けたのです。その重荷を背負われたのは、皆さんではなく、ご父母様だったのです。…(中略)
お父様が神様から与えられた本来の使命は何ですか。6000年の聖書歴史を復帰することですか。違います。お父様は、2000年間準備されたキリスト教の基盤の上に、イエス様と同じように、神様の国を地上に実現するための使命を持って来られた方です。新約聖書を見ると、イエス様は「神の国は近づいた」と言われています。近づいてきた天国とは、理想家庭を通して築かれる、実体的な神様の国を意味するものだったのです。
原理講論に説明されているように、イエス様の使命は十字架上で死ぬことではありませんでした。それと同様、お父様も、失われた6000年の聖書歴史を再蕩減するために来られたのではありません。統一教会を創立することでもありませんでした。しかし、準備されたキリスト教の基盤が失われたため、歴史は今日まで、そのように進んで行ったのです。…(中略)…真の父母様が神様を解放できたのは、神様の理想的み旨を成就されたからです。これがまさに、真の父母様の遺産であり、真の父母様の勝利だというのです。神様のみ旨とは、地上に理想家庭を完成することです。これは霊界は勿論、地上にいるすべての人類を、実質的に復帰するための公式なのです。
(『神様の夢の実現』130~132ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(7回目)。前回は、メシヤの使命は真の家庭を実体化することである、ということで書きました。今回の御言は、復帰時代と定着時代の違いについて説明されています。また、第四次アダム圏時代についても触れられています。
6000年の聖書歴史というのは、基本的に「メシヤのための基台」を立ててきた歴史です。真の血統を持ったアダムが失われてしまったため、第二、第三のアダムをこの地上に送るための条件を立ててきた歴史です。
再臨摂理において、お父様は本来、1945年からキリスト教の基盤の上に定着時代を出発されるはずでした。ところがキリスト教がお父様を迎えられなかったことにより、お父様は荒野に追い出されました。お父様が御自分の生涯の中で、失われた「メシヤのための基台」を立て直すところからのやり直しになりました。済んだはずの復帰歴史をもう一度やり直すことになりました。
その時代には真の父母様が責任を担われ、私たち食口は動員に応えることで摂理が進んできました。統一教会の歴史というのは、ほぼそういう中で過ごしてきましたので、そこで身に着けた荒野時代の習慣性の多くは、定着時代においては見直しが必要であり、脱ぎ捨てなければならないものも多いということです。
定着時代を迎えたということは、神様がアダムとエバを通して最初の家庭を完成させようとされた創造原理通りの歴史が出発したということです。アダムとエバが個性を完成し、夫婦となって子女を生み増やし、その子女がまた完成して夫婦となり、氏族、民族、国家という次元へと地上天国が拡大していきます。
堕落というものがなければ、アダムとエバの子女達は、アダムとエバと同じように完成していったはずですが、私達祝福家庭はどうでしょうか。
祝福中心家庭という立場は、カインの子女という立場を与えられています。神様、真の父母様、真の子女様(特に長子)という縦的な軸を通して立てられた真の愛と生命と血統に接ぎ木され、地上天国を拡大して行かなければなりません。これを顯進様は「神様のみ旨とは、地上に理想家庭を完成することです。これは霊界は勿論、地上にいるすべての人類を、実質的に復帰するための公式なのです。」と説明されています。
そのような観点から、定着時代における祝福中心家庭は、動員に応えるという次元では明らかに不十分です。真の家庭の拡大家庭の一員として、私達もやはり完成して行かなければならない立場に立てられています。
第四次アダム圏時代とは、真の家庭を中心に全ての祝福家庭が摂理に対する主人意識を持ち、理想家庭を完成、拡大することで地上天国を実現する時代です。
「え?おれも完成すんのかい?」と思った食口はクリック!!