私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。
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前回は、なぜ家庭連合が無理に「独生女」理論を肯定してひた走っていくのかについて書きました。今回は2005年以降のお母様についてのお父様のみ言を、年代順に取り上げてみたいと思います。
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「一人の女性を育てて理想的な妻を作ることが世界統一よりももっと難しい。『宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ』ということよりも、もっと難しい。それをお母様は解からない。今、聞いているだろう。今から知らなければならない。二、三日前の話を。『先生は原理的にするが、私はそうはしません』と言ったのです。これ以上に恐ろしい言葉がどこにあるか。目の前でそういったのです」(み言葉選集第488集156-157ページ、2005年2月21日)
大地:前後の会話は解りませんが、お母様が「私は原理的にしない」と仰ったことに、お父様が衝撃を受けておられます。お母様を育てることが難しいとも語られています。
「お母様にも話して見ろと言うのです、むやみに暮らすかと。お母様も38度線を終えなければなりません。あなたはあなたが行くべき道があり、私は私なりに行くべき道があるといって行ってみろというのです。分裂しました。1パーセント、0.数パーセントの差があっても分裂するのです。天国の門に一緒に入らなければなりません。…『先生は堕落の血統を相続したか、きれいな血統を相続したのか』と聞くのです。皆さんはそのように言う自信がありますか。原理の解釈も出来ない人が何、先生が純潔か、何とか潔かと。私がそれを知っているのでこの場に出てこないようにしました。そこに行かないようにしました。醜いことを知っているので、なに、先生の血統が何、どうだと。堕落前に血統を汚したか。」(み言葉選集第608集303ページ、2009年2月28日)
大地:お母様は、お父様の血統が堕落の血統ではないかと疑っておられたということが分かります。
「一番の問題が何かというと、真の父母の精子が定着できるか、これなんだね。先生は離婚したよ。お母様を中心として天の息子娘だと捧げることができる息子娘も私のように7年、21年、40年苦労をしなければならないんだね。その峠を越えられなかったよ。」(み言葉選集第613集127ページ)
大地:2009年6月ごろのみ言だと思われますが、「離婚」という衝撃的な内容を公表されています。後にアベル女性UN創設大会でも、「文総裁の妻の位置もいません」と同様のことを語られています。
「お母様がどうして神様の婦人の位置に進むことができるか。堕落した女性として真の父母様の婦人の立場に立つことが出来るか。…そうすることができる亡霊のような行動がどこにあるか。」(み言葉選集第614集28ページ、2009年7月12日)
大地:神様の夫人というのは、再臨主の妻、真の母とほぼ同義だと考えられますが、お母様はその位置に立てないと語られています。
「お前たち(お母様、仁進様、國進様、亨進様)は裏で組になって私を殺そうとした、私を売り渡そうとした・・・この女!真の母か?韓鶴子女史か?総裁か?」(2010年11月18日)
大地:殺そうとする、売り渡そうとする、という言葉が何を意味するかは分かりませんが、裏で密かに協力してお父様の御心に背くことをした、ということは確実に読み取れます。
「お母様は、お父様とは違う別の道を行っている。お父様の話を聞かず、お母様が『私の言葉を聞きなさい!』とするのは、ルーシェルよりももっと恐ろしい存在だ。そんなお母様に従う者は小鬼だ。こいつら。」(2012年1月19日訓読会)
大地:お母様がお父様の願いとは別のことを語られ、お父様の指示ではなくお母様の指示に従うようにされた、ということが読み取れます。今、「独生女」理論もそのようなものではないでしょうか?
「韓鶴子お母様は自分の先祖が文総裁の先祖よりも優れていると言っているが、とんでもない話だ・・・私に従う人々は力の無い女性食口たちであり、男たち(子息と幹部たち)はお母様に付き従いながら何でもお母様と相談するが、これは教会を滅ぼす道であった・・・教会の男どもがお母様を中心に議論し、お母様が全てのプログラムを決定するということは有り得ないことである・・・その子供達も私に知れないように隠れて行っていることがあるなら、全て引っかかるのだ! このことを明確に伝えよ!」(2012年1月21日)
大地:お母様は最近、ご自分の先祖(血筋)のお話を頻繁にされます。また、お母様を中心として子女様、幹部たちが協力して、お父様の御心に背く動きがあったということが読み取れます。そのようにしてお母様がすべての決定権を握られていたということもわかります。
「オモニを私が育ててきたよ。オモニはいません。文総裁の妻の位置もいません。自分勝手にやっている!!自分勝手に。ん。」(アベル女性UN創設大会2012年7月16日)
大地:お母様に対して、オモニでも妻でもないと語られています。また、これを限られた人だけが参加する訓読会ではなく、大会の場で、カメラと大衆の前で語られました。お父様の指示が通らなくなっていたに違いありません。
「すべてを壊したオンマと金孝律は責任を取りなさい。」(2012年8月3日、お父様最後の訓読会)
大地:今までのような流れを通して、「すべてを壊した」という結論を下されています。
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お母様に対して、お父様はこれ程多くの忠告をされていますし、2009年以降は既に結論が出て審判とも取れるような内容を語られています。それでも家庭連合はお父様のこのようなみ言を無視して「独生女」理論を肯定し迷走しています。なぜでしょうか?
2009年9月以降の『文鮮明先生み言葉選集』は発行が停止されてしまいました。また、それ以前の22巻分(594集~615集)の『文鮮明先生み言葉選集』も、回収、改竄が行われています。そもそもその時期は1巻につき20冊程度しか印刷されていないと言われており、幹部クラスでも目にしたことがあるか疑問です。
日本の家庭連合本部が可哀想なのは、恐らく本部にも上記のお父様のみ言を確認する術がなく、ただのデマだと決めつけることが「信仰」だと考えていることです。上記のみ言が事実だと確認できれば、現在行っていることが、神様とお父様に対する大変な背信行為だということに気が付くでしょう。
韓国本部ではお父様のみ言の記録を隠しています。しかしアベル女性UN創設大会のみ言は、動画で流出してしまいました。(55秒)「痛い」動画と言えるでしょう。
日本家庭連合本部は、そろそろ気が付くべきです。
気が付いて欲しい人はクリック!!
前回は家庭連合本部の赤石講座が完全に間違いであるということで書きました。前回の記事を読めば、全く辻褄が合わないことを理解していただけると思います。
基本的に日本家庭連合の職員の方々は、「信仰」を貫こうとしておられるのだと思います。私が何人かの現役食口の方々と話してみて、その方々の思考方式から、恐らく職員である方々もこうなのだろう、というところを書いてみたいと思います。
「お母様が失敗している訳がない。なぜならお父様はメシヤで真の愛を持っておられる。それならば、たとえお母様に多くの試練があり、難しいことがあっても、お父様の真の愛によって最終的には乗り越え勝利されてきたのではないか。もしもお母様が失敗しているとすれば、一人の女性も教育できなかったお父様がとても無能に思えてしまう。メシヤかどうかも危うくなってしまう。だからお母様が失敗しているはずはない。お母様の『独生女』のみ言はおかしなところが多いが、何か深い意味があるはずだ。」
このような「信仰」があるのではないでしょうか?
しかし、韓鶴子お母様が真の母として勝利されることが、いかに難しい路程なのかということを考えてみなければならないと思います。
第一に、再臨摂理は実は完全に失敗した立場から挽回する歩みになってしまっていたということです。原理講論を読めば、1945年、お父様の路程はイエス様の歩みを引き継ぎ、第三次世界的カナン復帰路程の実体路程として始まったということが分かります。しかしキリスト教の失敗により、その第三次の摂理が失敗したのです。三回目の失敗というのは決定的失敗です。完全に失敗したものを、失敗しなかったものとして取り返さなければなりませんでした。それを蕩減復帰するためのお父様の歩みは非常に複雑になり困難を極めたということ、そしてそれに従うお母様の歩みも不可能に近いほど困難な道のりだったということです。
第二に、真の母の立場は崔先吉女史、金明煕女史と二度も失敗した上で、韓鶴子お母様にバトンが渡された訳です。二度の失敗による蕩減がどれほど大きいかを考えたときにも、お母様は信じがたい路程を越えなければならなかった訳です。第一のエバ、第二のエバが勝利するよりも、はるかに難しい道だったはずです。
第三に、真の母を支えるべき基台としての食口も、本来お仕えするべき人々と比較すると、とても大変な人々になってしまったということです。本来は心霊的に長成期のレベルにある立派な人々がお仕えするはずでした。世の中でもすでに尊敬される人々だったことでしょう。それが、復帰される前には蘇生期か無原理圏をウロウロしていたような人々が多くやってきて、お仕えするようになってしまいました。イエス様の路程を見ても、弟子の幼さがメシヤにどれだけ苦痛を与えたのかということは良く分かります。
このように考えると、いくらお父様がメシヤだったとしても、お母様に勝利していただくことは困難の中の困難であったということが分かると思います。
私達は2000年前のイエス様がいわば失敗した、あるいは勝利できなかった、ということを考えますが、それでもイエス様に対する尊敬心に変わりはありません。困難だった事情が分かるし、その中で最大の精誠を尽くされたことが分かるからです。
真の父母様に対しても、同様のことが言えるのではないでしょうか?全てが完全に失敗して神様とお父様のみが荒野に追い出された立場からの蕩減復帰・・・。どれほど困難な事情があったでしょうか。
そのようなお父様のご苦労、お母様のご苦労を理解した時に、現在、お母様が語られている内容に対して、もう少し冷静な見方ができるのではないでしょうか?
お母様が現在語られている内容、歩んでおられる道は、間違っています。しかしそれは私達を代表して誰も行くことができないような真の母の道を歩んでいってくださった結果なのです。誰も責めることはできません。
赤石講座のようなものは、理論的に苦しいことが分かっていても、「お母様は正しいはずだ」という「信仰」によって無理に創り上げてしまった理論です。真理には一貫性がありますが、赤石講座は少し前の太田講座とも矛盾しており、家庭連合本部には一貫性がありません。
お父様は2000年以降、お母様が現在語られている内容に対して、頻繁に指摘しておられました。しかしお父様の聖和後、禁止する人がいなくなり、お母様がこうして語られている訳です。つまり、お父様でさえ、お母様がこのままでは失敗される、あるいは失敗してしまっているということを語られていたのです。ですから私達がお母様のみ言を心配することは、不信仰ではありません。そしてお母様がお父様とは別の道を行かれていると感じるならば、「元にお戻りください」とお願いすることは、決して不信仰ではないはずです。
私達は、お母様を愛さなければなりません。
次回はお母様を指摘するお父様のみ言を紹介するつもりです。
お母様を愛したい食口はクリック!!
今回は、顯進様のみ言をお休みして、家庭連合本部の赤石講師による『真の人間始祖「独生女」』について書いてみたいと思います。
まず最初に、赤石講師の講義内容を私なりに要約してみます。
「お父様の御言の中には、お母様はサタン血統に生まれたという内容もあれば、逆に神の血統に生まれたととれるようなものもある。果たしてどうなのか? 実は、イエス様の血統についても、お父様の血統についても、「堕落した父母の血肉を受け継いで生まれた」というようなみ言がある。これをどう捉えるべきか?これは、イエス様を生んだ両親、お父様を生んだ両親は堕落の血統だったという意味である。しかし復帰摂理を通して無原罪の神の血統、メシヤに生まれてきたのである。同様に、お母様の血統を堕落の血統だと言っているお父様のみ言葉は、お母様の両親のことであって、お母様は復帰摂理を通して無原罪のメシヤとして生まれてきたのである。そしてお父様は、お母様も再臨主・メシヤであると宣布されているのである。」
大体、このように要約できると思います。もしも間違いがあれば、ご指摘をお願いします。
そして赤石講師が引用しているみ言は次のものです。
「三人目のアダムが堕落前のアダムの立場で来て、堕落前のエバを探し出さなければなりません。堕落していないエバを探し出して、子羊の宴会をしなければなりません。結婚して人類の父母となるのです。」(祝福家庭と理想天国584、585)
「新郎であられる主がこの地上で探される新婦は、堕落圏内で探す新婦ではありません。堕落していない純粋な血統をもって生まれた方を探すのです。」(祝福家庭と理想天国909)
まず、上述の赤石講師の主張に対する最も簡単な反論は以下です。
①それでは、崔先吉女史や金明煕女史、そして英国に準備されていたという女性も再臨主・メシヤとして準備されていたということなのか?
②その場合、もしも崔先吉女史が勝利していたら、残りの金明煕女史、韓鶴子女史、英国女史は余り物のメシヤになってしまうがどうするのか?
③もしも韓鶴子お母様のみが再臨主・メシヤとして準備されていたとするなら、崔先吉女史や金明煕女史とお父様との関係は堕落行為だったということか?お父様は堕落人間だということか?
・・・このように、悲惨な程、筋が通らなくなってしまいます。
次に、み言の面でも、「お母様が堕落の血統だというお父様のみ言は、お母様を産んだ両親が堕落の血統だったという意味だ」という赤石講師の説明では、全く通用しないみ言が多く存在します。
「皆さん、お母様は生まれたときから、お姫様のように生まれ、再臨主の妻として生まれたと思いますか。堕落した血統を受け継いで生まれたのです」(み言葉選集第461集、2004年7月19日)
※大地:再臨主の妻(独生女)として生まれたのではないとはっきり語られています。
「お母様の血統は堕落した天使長の血統です。これをなすために私は絶対信仰、絶対愛、絶対服従の道を行かなければなりませんでした。そういう信念と信仰でここまで来ました。お母様は堕落の血統だったので天宙の全く反対の道を行かなければならなかったのです。すべてを否定しなければならなかったのです。」(2003年10月1日訓読会)
※大地:堕落した天使長の血統がお母様の両親の話で、お母様はメシヤなのだとしたら、全てを否定する道を行かなくても良いはずです。
「お母様がどうして神様の婦人の位置に進むことができるか。堕落した女性として真の父母様の婦人の立場に立つことが出来るか。…そうすることができる亡霊のような行動がどこにあるか。」(み言葉選集第614集28ページ、2009年7月12日)
※大地:お父様はお母様を「堕落した女性」と指摘しています。お母様がメシヤとして生まれたなら、「堕落した女性」という意味が、お母様が途中で性的に堕落したという意味になってしまいます。これは生まれた時の血統のことです。
「ではエバは、どのように現れなければならないのでしょうか。創造の原則によって、エバはアダムを通してつくられなければなりません。イエス様はマリヤを通して生まれましたが、エバが生まれるに当たっては、そのような原則はありません。エバが僕の立場で蕩減復帰しようとするならば、イエス様がアダムを復帰完成したのちに、イエス様によってつくられなければならないのです。」(み言葉選集38集67ページ、1971年1月1日)
※大地:イエス様は血統転換の原則を通してマリヤから生まれたメシヤだが、エバ(イエス様の相対者)にはそのような血統転換の原則はなく、僕の立場(天使長の血統)に生まれ、イエス様の教育で再創造しなければならないということです。
以上のように、赤石講師の、「お母様も再臨主・メシヤである」という主張は、完全に「間違い」です。このレベルは、うちの妻でも見抜きました(笑)。
「間違い」ならまだマシなのですが、どうか意図的な天と地に対する「偽り」でないことを、赤石講師と家庭連合本部のために祈ります。
※「お父様が、お母様も再臨主・メシアであると宣布した」という赤石講師の主張については、鞍馬天狗さんが批判しておられますので、割愛します。
「どうか赤石講師のスーパー凡ミスでありますように!」クリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『世界平和統一家庭連合 世界副会長就任の辞』(米国・ニューヨーク、1998年7月19日)より
過去3年間にわたって、世界平和統一家庭連合は、学術、宗教、政治、メディアなどの分野において、相互協調と理解をもたらすための数多くの平和運動とともに、合同結婚式を通して、数多くの人々の人生に影響を与えてきました。これほど歴史の短い組織が、世界の諸問題を扱い、そこに大きな影響を与えることができたことは前例がありません。
家庭連合の成功は、「神様を中心とした家庭建設は平和と和合の新世界を建設する礎である」という、設立趣旨に根ざしています。皆様が私と共にこのモットーを胸に抱き、このメッセージが世界中に広がるまで共に前進し、ご父母様の使命を成就することをお願いします。…(中略)
新千年紀に突入するにあたり、世界60億の人類すべてが、罪悪と憎悪、葛藤という重いくびきから解放され、自由の喜びを叫ぶことができるその日が、必ず到来するという確信を持って、皆で前進してまいりましょう。
(『神様の夢の実現』101~102ページ)
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顯進様が29歳の時、家庭連合副会長就任時に語られたみ言を紹介しています(4回目・最終回)。前回は顯進様が、祝福家庭がお父様の基準を相続できるように教育するということと、ビジョンを中心として二世が世の中の前にモデルになるように育てるという決意を表明された内容でした。
今回はメッセージの最後の部分です。顯進様は家庭連合について、設立から3年程度の組織が世界的影響を与えているのは前例がないと評価されています。
私にとって、ここ七年間の混乱があまりにもため息の出ることばかりで、いつの間にか心が老けてきてしまっていたと思います。混乱の中で堕落人間の本性のようなものを見過ぎて、統一家全体と過去の歩み全てに対して、少し自虐的に見る向きがあったかも知れません。しかし確かにお父様が地上におられた時に成された摂理は一つ一つに大きな意味がありましたし、奇蹟的なことを成し遂げてこられたことも事実です。不足な祝福家庭を導きながら、それでも天一国の実現のために前進してくださったのです。
混乱を通して、祝福家庭、特に二世たちの中に、信仰的に疲れ果ててしまい「お父様はメシヤではなかったのでは?」とか、「すべてが嘘だったのでは?」とまで考える人が現れることは、恐ろしいことだと思います。
私は顯進様を通して、私達が抱いてきた希望はまだ生きていると確信しています。「自由の喜びを叫ぶことができるその日が、必ず到来する」ということを信じて、歩んでいきたいです。
「絶望するにはまだ早い!」と思う食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『世界平和統一家庭連合 世界副会長就任の辞』(米国・ニューヨーク、1998年7月19日)より
私は二つの分野において、世界平和統一家庭連合のために貢献できると思います。第1は食口に対する教育の分野です。…(中略)…私は現在の食口のみならず、草創期の弟子たちが見せてきた献身と信仰に、深い感銘を受けて来ました。しかしまた、多くの人がご父母様が教えてくださった信仰と愛と従順の基準に合わせて生きていく過程で、困難に直面していることにも気づきました。私はご父母様の生活基準を熟知する者として、またその基準のごとく生きることの困難さも知る者として、困難を味わっている食口らを導き助けることができる特別な立場にあると理解しています。
第2に、私は若者として、統一運動の二世を率いていくべき責任と共に、世界の若者に新しく新鮮なビジョンを提示するべき使命感を感じています。私は二世が、統一家全体の希望を担っているばかりでなく、この世の中の希望だと考えます。何故なら、彼らこそご父母様の使命を直接に継承すべき相続者であるからです。…(中略)…私はこの場を借りて、二世が平和と愛の世界を実現する歴史的人物としての価値を悟るように、彼らを変化させることをお約束します。統一家二世は神様の理想を代表する若者として養成され、世界の若者の前に真なるモデルになることができるでしょう。
(『神様の夢の実現』100~101ページ)
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顯進様が29歳の時、家庭連合副会長就任時に語られたみ言を紹介しています(3回目)。前回はお父様と私達の関係性について、お父様は「先駆者」であり、私達が後に続く者、お父様に似た者にならなければならないことを書きました。
今日の内容を要約すれば、顯進様は食口がお父様の基準を相続できるように教育する、そして新しいビジョンを提示することで二世たちが世の中の前にモデルになるように育てる、という二点を決意として表明されています。
お父様の基準を相続するということは、私達も完成人間になっていくということですが、そのためには重生されなければなりません。重生するには「お父様の骨髄の中の種と一つになる」と言いますが、それにはアベルの子女である真の子女様と一つにならなければなりません。
祝福家庭の中で、「私は堕落人間を卒業した」と胸を張って言える人はほとんどいないだろうと思います。そして私もこうして顯進様のみ言を深く読みながら、正直に感じることはいつも、「基準たけぇ~」ということです。顯進様はお父様の絶対的な基準を目指して教育するということに妥協がない、といつも感じます。しかし顯進様にしがみついていくことで、このギャップを埋めて行かなければならず、常に上に上にと引っ張られている感覚があります。
次に二世や若者にビジョンを提示するということですが、これもまた今日の二世の実情を見れば、非常に重要であることが分かります。家庭連合では二世を抱えようとすればするほど、二世たちが逃げて行っています。家庭連合の「信徒」にしようとすればするほど、拘束されるのは嫌だと逃げて行ってしまいます。本心が躍動するようなビジョンをもって、彼らをその主人にするしかありません。
2009年に統一家の混乱が顕在化することで、日本においては最も多くの二世が成人していく時代を逃してしまっています。魅力的な運動のビジョンと実体をつくる前に長子を追い出してしまいました。もしも顯進様が推し進めていた超宗教的平和運動がさらに発展していれば、二世たちがこの運動に誇りを持てるようになっていただろうと思いませんか?また、二世たちの訓練コースが整うことでもっと多くの二世が指導者として後輩たちの模範となり、二世が育っていく道がつくられていたはずです。
現状では、お父様がみ言を通して示して下さった理想が、夢でも見ていたかのように、嘘だったかのように消えていってしまいます。それを形にするのは、正に長子の役割だったということです。
顯進様は29歳で立たれる時に、すでに統一運動の根本的課題とご自分の果たすべき役割が、しっかりと見えておられたということが分かりました。そしてこの内容は、それ以前から語られていたことと、その後語り実践されていくこととも、一貫性があります。
「今日も顯進様に一本取られたぁ!」という人はクリック!!