私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。
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2回目です。Kimuchiさんの記事(サンクチュアリ教会対家庭連合の戦い(NO.1))から『6000双家庭声明文』を引用させていただいています。今回は記事の末尾に引用文を掲載します。
前回記事でも、6000双家庭会会長である田中富広氏による『声明文』に、現在の家庭連合の誤った原理観がハッキリと現れていることを指摘しました。
前回指摘した内容は大きく三点です。
(一)メシヤの使命は真の家庭を完成することであるという理解がない。
(二)お母様にも5%の責任分担があるということを理解していない。
(三)家庭盟誓の中にある三大王権、四大心情圏は、真の父母にではなく、真の家庭に現れることを理解していない。
結論として、家庭連合と田中氏の原理観には「真の家庭理想」が全面的に欠如していることを指摘しました。四大心情圏と三大王権、真の愛と生命と血統、これらが定着するためには、「真の父母理想」だけでは不十分であり、「真の家庭理想」まで至らなければなりません。
今回は続きです。
(四)真の家庭の構成員一人ひとりが、神様と直接的な父子関係を築くという創造原理を理解していない。(お父様の神格化傾向)
「三男の顯進様に従う人たちを郭グループと表現されたのは真のお父様ご自身でした。「従う人の話を聞いて子女様が親の下に来ない」とお父様は怒りを露わにされました。従う人は、子女様を真の父母様から奪う張本人、真の父母様と子女様の間を引き裂く者となり、父母様の下へ帰る道を閉ざしてしまうからです。」
まだそんなことを言っているのでしょうか。以下のみ言を見てください。
「2世達、しっかりしなければなりません。顯進がついて来いと言えば顯進について行くのですか?父母は二人ではありません。妻が三人、四人いてはいけません。2世達、よく聞きなさい。いいですか。」(2010年8月1日 訓読会でのみ言)
このみ言を見ると、お父様は周囲の方々から、どのような報告を受けたのでしょうか?その報告は事実ですか?事実でないとすれば、どれだけ悪意に満ちた報告でしょうか?
お父様が本当にその報告を信じられたかどうかは分かりませんが、お父様は人の報告を疑って聞くことができない立場だと自ら語られたそうです。ですから、一応報告を信じて語られています。ただし、どんな報告を受けたために、顯進様に従ってはいけないと結論するのかが分かるように、しっかり語られています。妻が三人、四人いるから従ってはいけないのであって、逆に言えば、絶対「性」を固守され、しっかりと理想家庭を築いておられるのなら、問題ないということです。
他のみ言を見ても、お父様が顯進様に関して「お父様は失敗したとして真の父母を僭称している」「自分を証している」「勝手に人事している」…などなどの報告を受けられたことが分かります。
お父様に虚偽の報告をすることで、お父様と顯進様の間を引き裂いたのは、顯進様周辺の人々でしょうか?それとも虚偽の報告をした教権勢力と呼ばれる人々でしょうか?
人の報告を疑って聞くことができないお父様に、数々の虚偽の報告がなされたことは否定できません。そういう親の事情を理解せずに、ただ「お父様がこう言われたから」と摂理的判断を誤るのは、すべてをお父様の責任として擦り付ける僕的行動です。
田中氏は上のようにお父様が語られたからと言って、「妻が三人、四人いる顯進様に従ってはいけません」と食口たちを指導できるのでしょうか?妻が三人、四人いるのではない場合には原理的に判断せよ、というのが、お父様の御心ではないですか?
『平和メッセージ3』からの抜粋です。
「したがって皆様は、今から家庭という枠組みの中で、神様を一番上の父母として侍り、全員が子女となり、共に暮らし、共に楽しむ血縁的生活によって、完成した父子関係を形成しなければなりません。神様と真の愛の相対圏を成して暮らしなさいということです。」(『平和メッセージ3』、項目「天国はまず家庭から」)
このみ言のように、最終的に私たちは一人ひとりが神様と直接的な父子関係を築いていかなければなりません。理想家庭において父母も子女もすべての構成員が神様と直接的な父子関係を築くのです。メシヤを介しての関係ではありません。一人ひとりが自らの良心を通して神様に直接侍るのです。ですから私たち祝福中心家庭は神様の前に自分の名前で祈ることが許されるようになりました。
お父様はメシヤですが、やはり私たちと同様に人間でいらっしゃいます。創造原理から見れば、お父様が神様との間に築かれた父子関係の近さと、私たちが神様との間に築いていく父子関係の近さは、同じものになっていかなければなりません。私たちは現状ではまだ神様から遠いかも知れませんが、特に真の家庭の長子においては、お父様が築かれた父子関係の近さと同じものでなければなりませんし、少なくとも、それを目指さなければなりません。
それを語られたのが、以下のみ言です。(『神様王権即位式』第三章・二、神様王権即位式以降、どのように生きていかなければならないか)
「先生のために生きなければなりませんか、神様のために生きなければなりませんか。救援が必要な時には、地上に真の父母が必要です。真の父母を通さなければ救援できません。救援があって、それから「神様王権即位式」をしたのですが、すべてを知り、既に世界的にそれを宣布した時は、先生よりも神様が必要です。それが直接の根です。」
「死のうと生きようと、父なる神様のために生きなければなりません。父のために生きなければなりません。すべて蕩減過程を経てきて、真の父母のために生きるという言葉も必要ありません。真の父母も必要ないというのです。」
このような創造原理的基準が理解できないと、自分の良心で考えていいのか、お父様のその時の言葉に従うべきかが分からず、思考停止状態になるのです。お父様に「顯進様は堕落していませんでした」と正しく報告したら、何と言われるかを自らの良心と原理に基づいて考えなければなりません。
(五)真の家庭の問題は単なる分派問題ではなく、天宙史的葛藤であるという理解がない。
真の家庭が完成しなければ、地上天国は成されません。他の分派はいざ知らず、顯進様派やサンクチュアリ教会は真の子女様です。これをいつまで「分派」と言っているのでしょうか?
「分派」と規定し、教勢減少を恐れて「対策」だけをしています。一つになる道を見出すために、分裂の原因に対して目を開こうとしません。
私たちは「真の父母教団」になることもできないし、「真の子女教団」になることもできません。真の家庭を拡大することで、人類一家族世界を築かなければならないのです。真の家庭が完成するか否かは、神とサタンの壮絶な「天宙史的葛藤」です。
ではなぜ、このような葛藤が生じているのでしょうか?混乱の源には何がありますか?
現在の真の家庭の問題は、「独生女」理論問題とほぼイコールであると思いませんか?今回の『声明文』はサンクチュアリ教会への対策として出されました。相当、困っているのでしょう。しかし、もっと簡単で効果的な対策方法があります。お母様に「独生女」理論を主張すること、その考え方を捨てていただくことがもしも可能なら、サンクチュアリ教会の問題を収拾することは、そう難しいことではないと感じませんか?もともと、間違った理論なのです。
突き詰めればこの一年間、家庭連合の教勢を減少させサンクチュアリ教会への流出を招いているのは、お母様ご自身だと言わざるを得ません。
田中氏は「独生女」理論を正当化しようとした「赤石講義」を、自分でも堂々とすることができるのでしょうか?真理ではないことを語るとき、人間は誰でも苦痛を感じるはずです。
「独生女」理論は永遠に、お父様のみ言とは相容れないでしょう。
(六)「実際、なぜ天運がないのか」を考えようとしない。(お母様の神格化傾向)
家庭連合ではこの一年間、食口の減少が激しく、人数は公表されていませんが、サンクチュアリ教会に行った人や、お休みになった人も多いでしょう。しかし、サンクチュアリ教会の問題があろうとなかろうと、それ以前から家庭連合は「放っておけば間違いなく滅びる状態」でした。
今は後天時代であり、原理的なものは栄え、非原理的なものは衰退し滅びていきます。「分派」を批判する前に、なぜ自らの団体が天運を失っているのかを考えるべきでしょう。田中氏の声明文を読む限り、未だその原因を理解していないようです。
お母様は神様ではなく、人間でいらっしゃいます。責任分担5%があり、今も戦っておられます。動画が流出した2012年7月16日のアベル女性UN創設大会では、「オモニはいません。文総裁の妻の位置もありません。自分勝手にやっている」と語られ、8月3日の最後の訓読会では「すべてを壊したオンマと金孝律は責任を取りなさい」と言われたのではないですか?お父様は明らかにお母様の責任が果たされるかを心配され、私たちにも分かるように公の場で語られました。それが10日後の、8月13日に「オンマ、ありがとう、よろしく頼む!」と語られた(と、私たちは伝えられている)からと言って、その瞬間からお母様は完全無欠になられるのですか?「真の父母を否定したら終わりだ!」と激昂する前に、原理とお父様のみ言から見て、お母様も責任分担を果たす過程で今も多くの試練に遭われていることを知るべきではないですか?
なぜこのように、家庭連合は衰退しつづけているのですか?
天運というのは、四位基台が完成するところに降りてくるのではないですか?
「独生女」理論は四位基台を完成させる話でしょうか?
サタンはどこを突いてきていますか?
エデンの園では、サタンはどこを突いてきましたか?
お母様を本当に愛しお支えするとは、どういうことなのでしょうか?
最後に、お父様が残された遺産は「真の家庭」です。これを守らなければなりません。特に、長子が立つことで真の家庭の四位基台が完成します。もしも長子に相応しい男性の子女様が一人もおられないとすれば、お父様がサタンに敗北されたということになってしまいます。それは、真の母が現在試練に遭われているという事実を認めるよりも悲惨なことです。家庭連合では誤解しているだけであって、実際には長子に相応しい歩みをされている子女様はいらっしゃいます。その方は天運と共に歩まれており、お母様を心から愛しておられます。どなたなのかは、消去法でも明らかです。田中氏のような指導者は早く眼を開き、出口の見えない衰退から家庭連合を救うべきではありませんか?
※この記事を読まれた松涛本部の職員の方は、是非とも田中富広氏に、この記事の存在を伝えていただけますように、お願いします。
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≪『サンクチュアリ教会の分派活動に対する6000双家庭会声明文』より抜粋≫
---- 引用開始 ----
(前略)…
父母の信仰の揺らぎの隙をついて、真の父母様の歴史的勝利によってもたらされた血統転換の恩恵を破壊する悲劇が6000双家庭に及び始めた今、私たちは絶対に黙っていることはできません。
人類歴史の中で、後にも先にも唯一の勝利された「真の父母」を否定して、次世代にどんな未来を相続させようというのでしょうか? キリスト教史で「イエスは人か?神か?」を後世の人々が議論して決めてしまったように、天一国時代には「文鮮明氏、韓鶴子氏は人類の真の父母か否か?」を私たちの祝福血統圏の後世が議論をして決めるようなことが絶対にあってはなりません。
真のお父様は、「真の父母様は一組だけです。今、この時だけです。過去にもいなかったのであり、未来にもいません。真の父母様が肉身をもって実体で存在するのは、この時だけだというのです。永遠の中でたった一度です」(『永遠に唯一なる真の父母』97ページ)と語っておられます。そして、1992年8月24日の世界文化体育大典合同晩餐会で、真のお父様は、文鮮明・韓鶴子ご夫妻こそが「人類の真の父母」であると公式宣言しておられます。
もし100年後、いまだ地上天国が成就されていないとするなら、その時、後世の人々は唯一なる「真の父母」の名において伝道をするはずです。断じて真の子女様の名において伝道することはありません。
私たち祝福家庭は、「真の父母」の絶対価値と位相をいかに歴史に残して行くかが問われています。伝統は家庭に定着します。各祝福家庭が天の父母様と真の父母様を中心とした四大愛の成長・完成実体を目指して愛天・愛人・愛国の生活に取り組む時にこそ、未来の希望が生まれます。
日本もいよいよ、各家庭が「世界平和統一家庭連合」の名称を背負って前進すべき時を迎えました。天国の礎は組織や団体によって作られるのではなく、家庭こそが摂理の前線基地となります。家庭教会を中心とした神氏族メシヤ推進こそ、お父様の遺言であり、私たちの聖使命でもあります。
真のお母様のご在命のこの時こそ、「孝情」の伝統を立て、世界の「光」となる祝福家庭を目指していきましょう。
私たち6000双家庭会は、人類の真の父母であられる文鮮明師・韓鶴子女史が立ててくださった伝統を相続し、家庭盟誓が示す家庭を築き、神氏族メシヤの勝利に向かって邁進することを、ここに改めて天の前にお誓いいたします。
…(中略)…
真のお母様は、「万が一、ああだこうだ言いながら(真の子女を)『少し助けてあげよう』という人がいれば、そこで揺らいではいけません。助けてあげないことが助けてあげることです」(2015年7月23日のみ言)と語られました。
かつて、三男の顯進様に従う人たちを郭グループと表現されたのは真のお父様ご自身でした。「従う人の話を聞いて子女様が親の下に来ない」とお父様は怒りを露わにされました。従う人は、子女様を真の父母様から奪う張本人、真の父母様と子女様の間を引き裂く者となり、父母様の下へ帰る道を閉ざしてしまうからです。
…(後略)
6000双家庭会会長:田中富広
役員有志一同
2016年9月12日
---- 引用終了 ----
kimuchiさんの記事(サンクチュアリ教会対家庭連合の戦い(NO.1))に6000双家庭会の声明文が取り上げられました。重要な内容を含んでいると思われますので、声明文の内容から抜粋して記事を書かせていただきます。
以下、緑色の文字は、6000双家庭会声明文からの抜粋です。
---- 引用開始 ----
≪『サンクチュアリ教会の分派活動に対する6000双家庭会声明文』より抜粋≫
(前略)…
父母の信仰の揺らぎの隙をついて、真の父母様の歴史的勝利によってもたらされた血統転換の恩恵を破壊する悲劇が6000双家庭に及び始めた今、私たちは絶対に黙っていることはできません。
人類歴史の中で、後にも先にも唯一の勝利された「真の父母」を否定して、次世代にどんな未来を相続させようというのでしょうか? キリスト教史で「イエスは人か?神か?」を後世の人々が議論して決めてしまったように、天一国時代には「文鮮明氏、韓鶴子氏は人類の真の父母か否か?」を私たちの祝福血統圏の後世が議論をして決めるようなことが絶対にあってはなりません。
真のお父様は、「真の父母様は一組だけです。今、この時だけです。過去にもいなかったのであり、未来にもいません。真の父母様が肉身をもって実体で存在するのは、この時だけだというのです。永遠の中でたった一度です」(『永遠に唯一なる真の父母』97ページ)と語っておられます。そして、1992年8月24日の世界文化体育大典合同晩餐会で、真のお父様は、文鮮明・韓鶴子ご夫妻こそが「人類の真の父母」であると公式宣言しておられます。
もし100年後、いまだ地上天国が成就されていないとするなら、その時、後世の人々は唯一なる「真の父母」の名において伝道をするはずです。断じて真の子女様の名において伝道することはありません。
私たち祝福家庭は、「真の父母」の絶対価値と位相をいかに歴史に残して行くかが問われています。伝統は家庭に定着します。各祝福家庭が天の父母様と真の父母様を中心とした四大愛の成長・完成実体を目指して愛天・愛人・愛国の生活に取り組む時にこそ、未来の希望が生まれます。
日本もいよいよ、各家庭が「世界平和統一家庭連合」の名称を背負って前進すべき時を迎えました。天国の礎は組織や団体によって作られるのではなく、家庭こそが摂理の前線基地となります。家庭教会を中心とした神氏族メシヤ推進こそ、お父様の遺言であり、私たちの聖使命でもあります。
真のお母様のご在命のこの時こそ、「孝情」の伝統を立て、世界の「光」となる祝福家庭を目指していきましょう。
私たち6000双家庭会は、人類の真の父母であられる文鮮明師・韓鶴子女史が立ててくださった伝統を相続し、家庭盟誓が示す家庭を築き、神氏族メシヤの勝利に向かって邁進することを、ここに改めて天の前にお誓いいたします。
…(中略)…
真のお母様は、「万が一、ああだこうだ言いながら(真の子女を)『少し助けてあげよう』という人がいれば、そこで揺らいではいけません。助けてあげないことが助けてあげることです」(2015年7月23日のみ言)と語られました。
かつて、三男の顯進様に従う人たちを郭グループと表現されたのは真のお父様ご自身でした。「従う人の話を聞いて子女様が親の下に来ない」とお父様は怒りを露わにされました。従う人は、子女様を真の父母様から奪う張本人、真の父母様と子女様の間を引き裂く者となり、父母様の下へ帰る道を閉ざしてしまうからです。
…(後略)
6000双家庭会会長:田中富広
役員有志一同
2016年9月12日
---- 引用終了 ----
以上が、6000双家庭会会長であり、現日本家庭連合副会長である田中富広氏の声明からの抜粋です。そのハッキリとした文面からは、自信、信念、確信といったようなものが伝わってきます。田中氏は上の文章で表明した内容を心から信じておられるのでしょう。
しかし私は、家庭連合で当然のように信じられている原理観、田中氏が訴えている原理観の中に、家庭連合が現在陥っている危機を正しく認識できていない原因があると感じます。以下、述べていきます。
(一)メシヤの使命は真の家庭を完成することであるという理解がない。
「人類歴史の中で、後にも先にも唯一の勝利された「真の父母」を否定して、次世代にどんな未来を相続させようというのでしょうか?」
「後世の人々は唯一なる「真の父母」の名において伝道をするはずです。断じて真の子女様の名において伝道することはありません。」
「私たち祝福家庭は、「真の父母」の絶対価値と位相をいかに歴史に残して行くかが問われています。」
このような内容は完全に間違ってはいませんが、完全に正しいとも言えません。メシヤの使命は「真の父母」となるところで終わるのではなく、「真の家庭」を完成することです。それができなければ、使命未完遂となってしまいます。なぜなら「真の家庭」が完成して初めてそこに真の愛と生命と血統が定着し、四大心情圏と三大王権が定着するからです。お父様が真の家庭を「モデル平和理想家庭」と表現された所以がそこにあります。
「真父母の名において伝道するのであって、真の子女の名においてではない」というのは、もっともらしく聞こえますが、実はどうでも良い話です。父母と子女を切り離して論じることには意味がありません。家庭が単位なのです。父母は子女がいなくては父母になることはできません。子女の完成なくして、父母として完成することはできません。また、カインの子女である祝福家庭は、アベルの子女である完成した真の子女を通さなければ、真の父母様に血統的に接ぎ木されることも、完全に似ていくことも不可能です。
真の父母の絶対価値と位相だけでなく、真の家庭の絶対価値と位相を歴史に残さなければ、地上天国は絶対になされません。違いますか?
田中氏は、以下のみ言を良く知っておられるでしょうが、その意味を今一度噛みしめていただきたいものです。そうでなければ、家庭連合の食口たちをミスリードしてしまいます。
「しかし、メシアの使命は、そこで終わるのではありません。真の父母の位置まで進んで、絶対的真の家庭を探し立てなければなりません。この真の家庭を中心として、神様の創造理想を完成した地上天国と天上天国を創建することができるのです。この目的のために堕落の末裔である60億人類は、その誰も例外なく、出来が良くても悪くても、黒人でも白人でも例外なくメシヤの真の家庭に接ぎ木されなければなりません。絶対的要件です。」(『文鮮明先生み言葉選集』478集285ページ)
「養子である者たちが主の真の子女になるためには、イエスの真の子女に接ぎ木されなければいけません。彼らは主の子女たちを愛すことによって、彼らを通して救われることができるのです。」(『文鮮明先生み言葉選集』52集、1971年12月26日)
「神様の願いが何かと言えば、アダムとエバを子女として愛しますが、子女として愛することよりも、孫を愛さなければならない立場にあるのが神様の立場です。三代が連結されなければならないのです。神様はアダムとエバしか愛することができず、堕落によりアダムとエバの子女を愛せなかったのです。皆さんが知らなければならないのは、アダムとエバの子女は神様の孫であるということです。…(中略)…縦的には、祖父母、父母、子女の三段階です。横的には、父母を中心とした夫婦を中心として、前後関係三点に、すべての縦的な三代が連結されなければ、父母、夫婦の立場がありません。兄弟の前後左右が、一つの点で決定される立場がなくなるのです。このように、三点を通らなければならない立場にあるので、神様も三代の立場にある孫を愛さなければ、あらゆる完成をもたらすことができないという論理が成立するのです。」(1997年1月1日)
つまり、田中氏はお母様が主管する家庭連合の食口であるから、真の父母様に連結されていると考えているかも知れませんが、完成した真の子女の位置を抜きにして、連結されることは不可能です。つながっているつもりで、つながってはいません。この現状を理解しなければならないでしょう。
(二)お母様にも5%の責任分担があるということを理解していない。
真のお母様も人間でいらっしゃる限り、5%の責任分担があります。そして真のお父様がご生前に幾度も強調されたように、お母様の責任分担はひたすらに、真の家庭を完成させることです。そのためには長子を立てることで真の子女を一つにしなければならず、お母様も、お父様の継代を継ぐ長子に従っていかなければなりません。真の母の立場にいらっしゃる、というただそれだけで勝利された訳ではないのです。
家庭連合はお父様のみ言を持ち出してきて、お母様は勝利されたのだと主張しますが、以下のみ言が成就されているのかを考えてみてください。
「郭錠煥!(はい) なぜ母子協助時代から父子協助時代となるのか?話してみなさい。<中略> 国家時代を超えて、アボジを中心に連結された時、オモニではありません。これで一つになると、オモニは長子に任せるので父子協助時代に移るのです。父子協助時代になると、ここで全て終わるのです。分かるでしょう?(はい)」(『文鮮明先生み言葉選集』314集230ページ 2000.1.5)
2000年11月11日を期して、お父様は「父子協助時代」を宣布されましたが、お母様は「独生女」理論を通して「父子協助時代」を拒否されています。「父子協助時代」が成就すれば、「ここで全て終わる」のです。これはお母様の宿題として残されています。
参考記事:敢えて強調されなかった「父子協助時代」のみ言(1)~(3)
(三)家庭盟誓の中にある三大王権、四大心情圏は、真の父母にではなく、真の家庭に現れることを理解していない。
「伝統は家庭に定着します。各祝福家庭が天の父母様と真の父母様を中心とした四大愛の成長・完成実体を目指して愛天・愛人・愛国の生活に取り組む時にこそ、未来の希望が生まれます。」
「天国の礎は組織や団体によって作られるのではなく、家庭こそが摂理の前線基地となります。」
四大愛(四大心情圏)は真の家庭の中に顕現するのであって、真の父母様だけでいかにして四大愛が顕現するでしょうか?「伝統は家庭に定着します」と田中氏もよく理解しておられるのに、真の家庭に関してはそのように考えていないようです。
「私たち6000双家庭会は、人類の真の父母であられる文鮮明師・韓鶴子女史が立ててくださった伝統を相続し、家庭盟誓が示す家庭を築き、神氏族メシヤの勝利に向かって邁進することを、ここに改めて天の前にお誓いいたします。」
家庭盟誓が示す家庭を築こうとすれば、真の父母様だけでなく、真の子女様と真の家庭を絶対視しなければなりません。「人類の真の父母であられる文鮮明師・韓鶴子女史が立ててくださった伝統」ではなく、「真の家庭の中に顕現する伝統」を相続しなければなりません。なぜなら上述のように、真の父母様だけでは、四大心情圏は完成しないからです。
つまりは「真の家庭理想」です。家庭連合と田中氏の原理観にはこれが全面的に欠如しているのです。「真の父母理想」よりも「真の家庭理想」がもっと重要です。それが天国の核だからです。
…後半に続く。
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今回は久しぶりに『真実』カテゴリの記事を書きます。郭錠煥先生の2007年大統領選不出馬に関して、『ある先輩家庭の手紙』さんの記事を引用させていただきます。((14). "沈黙を破って"「UC混乱の始元は不順愛から来ている!」 )
---- 引用開始 ----
郭錠煥先生も、韓国人牧会者たちも참父アボニムの前に "信仰子女/霊的子女" です。その信仰子女を代表する郭錠煥会長(モンゴル分封王~2007年4月 → 韓国分封王 2007年4月~、長男/郭珍満氏/モンゴル分封王 2007年4月~ )は、韓国大統領選挙(2007年)に "出なかった" のではなく韓国の法律にひかかって "出れなかった" のです (アメリカ&モンゴルに居たからです、詳細割愛) 。
お父様も、これを渋々認められました。
そして、第二の候補者(2012年度大統領選)として "黄善祚会長/ホンジュラス国家メシア(2007年4月~)/韓国分封王(2010年7月~)/麗水ヨス海洋博(2012.5.12~8.12)の総責任者/WANGO世界会長/新種族的メシア(神氏族的メシアに非ず)世界連合会長(2010.7.8~)" を大統領候補者に立てられたではありませんか。
それなのに協会本部側は、
その行く手をも遮りながら郭錠煥会長からは未だ弁明/釈明を聞かされていないとでも仰いますか。イエスいわく「あなた方の中で罪のない者が、まず "この女" に石を投げつけるがよい!(ヨハネ8/7)」と。
---- 引用終了 ----
つまり、郭錠煥先生はお父様から2007年の韓国大統領選への出馬を願われたものの、海外に居たことが原因で、韓国の法律に引っかかって出馬資格がなく、お父様も渋々、不出馬を認められ、代わりに2012年の大統領選では黄善祚会長を第二の候補として指名された、ということですね?
以前、桜井正実さんが郭先生の講演会で語られた内容を記事にされた時には、色々とブログ村で議論されましたが、結局、「60日前までに世界日報の理事を辞任していなかったため出馬資格がなかった」という説明でした。そこでは、郭先生が選挙管理委員会から直接、「あなたは立候補の資格がない」と言われたことは事実だとあります。もしかすると先輩家庭さんの記事にあるように、より正確な理由は世界日報理事の方ではなく、海外在住の方だったのでしょうか?とにかく、選挙管理委員会が直接、郭錠煥先生に出馬資格があるかどうかを調べたところ、「資格がない」と判定したことは事実です。
それで郭錠煥先生はお父様に許可を取り、次には黄善祚会長が大統領選に出馬することが願われたということですが、黄善祚会長は2012年に実際に立候補されたのでしょうか?そのような話を私は聞いたことがありません。
「郭錠煥先生が韓国大統領選に出馬しなかったことが、摂理の根本的挫折を招いた」ということが、当時も今も、盛んにアナウンスされていますが、実際には教会が顯進様と郭錠煥先生をセットで追放するための歪曲・誇張だったのではないでしょうか?一方で第二候補であった黄善祚会長の不出馬を問題視する声を、私は聞いたことがありません。選挙管理委員会から「立候補の資格がない」と言われた郭錠煥先生の不出馬が糾弾され、(出馬可能だった?)黄善祚会長の不出馬が何も言われないのは何故でしょうか?(※もしも郭錠煥先生や黄善祚会長の大統領選不出馬に関するお父様のみ言をご存知の方がいらっしゃれば、教えていただければありがたいです。)
別のブログ(「中山グループやお休み派、反対派から帰って来い!!」)には、2007年大統領選挙の時点でもお父様は郭錠煥先生以外に三名の方々(黄善祚会長、李京埈女史、文蘭英女史)に出馬を要請され、三名とも拒否したということが載っています。(事実かは分かりません。)
最後にまとめです。
①郭錠煥先生が2007年韓国大統領選に出馬できなかったのは、郭錠煥先生の判断ではなく、選挙管理委員会の判断である。(桜井正実さんの情報)
②郭錠煥先生はお父様にそのことを申し上げ、お父様は渋々許可された。(先輩家庭さんの情報)
③お父様は2007年大統領選に郭錠煥先生の代わりに黄善祚会長、李京埈女史、文蘭英女史の三名にも出馬要請をされたが、三名とも拒否した。(「中山グループやお休み派、反対派から帰って来い!!」より)
④2012年韓国大統領選では、お父様は黄善祚先生に出馬を期待されたが、出馬しなかった。(先輩家庭さんの情報)
以上の内容を見ると、2007年の韓国大統領選不出馬は、郭錠煥先生だけの責任ではなく、祝福家庭全体の連帯責任と言えるのではないでしょうか。
当時、郭錠煥先生がどれだけ教権勢力から意図的な攻撃を受けていたのか、わかる事実があります。
現在の柳慶碩会長まで含めた指導部は実に10回以上も郭錠煥先生を検察に告発したそうですが、全ての検察調査において嫌疑の無いことが立証されました。郭錠煥先生は過去にも2回、内部からの告発によって国税庁の税務調査を受けましたが、その時も清廉潔白だったそうです。これほど意図的な攻撃を受けてきた郭錠煥先生だったのです。
このような流れを見ると、教権勢力は、全体の連帯責任であったものを、出馬資格すらなかった郭錠煥先生一人に押し付け、あたかもお父様に対する不従順、悪意によって出馬しなかったかのように宣伝した、ということが納得できます。
クリックをお願いします。
≪顯進様のみ言抜粋≫
『心情文化の主人』(第三回W-CARP IEC開会の辞、韓国・牙山、2003年7月9日)
今日ここに集まった皆さん全員に、現場に出かけて直接行動し、価値を創造するリーダーになってほしいと思います。もちろん、皆さんの活動が私たちの文化とコア・バリューにアラインしていなければなりません。皆さんの活動をコア・バリューにアラインさせる最善の方法は、皆さん自身がコア・バリューの主人になり、文化の主人となることです。私たちの文化の主人となって行動するならば、自然とアラインメントを築き、価値を創造することができるでしょう。…(中略)
「心情文化の主人となろう」という、今回の会議の主題に戻りましょう。その最初の出発点は、コア・バリューの主人意識から始まります。コア・バリューの実体的化身体になることから始まります。そのような立場で行動すれば、皆さんは神様の摂理とアラインしつつ前進することになるでしょう。そして、皆さんの行動は価値を創りだすことでしょう。…(中略)
いつまで私が、CARPのリーダーでいられるかはわかりません。CARPの将来は、CARP出身のリーダーの資質にかかっている、と言っても過言ではありません。すでに私は皆さんに、リーダーシップに関する公式と、価値創造と目標達成のための全ての公式を伝授しました。ですから、もしCARPがコア・バリューを実体化し、それに基づいて行動することができるとすれば、もはや私は必要ないでしょう。…(中略)
では結論を述べます。この会議の主な要旨は、心情文化の主人となるということです。今回の会議が、歴史に残るものであると言える理由は、私が今年、戦わなければならない戦場を、文化だと規定したからです。あらゆることの出発点は、文化からです。そこから皆さんは、アラインメントの構築をなすことができます。アラインメントを築くことによってのみ、皆さんの行動は実を結ぶことができ、神様の摂理圏内で、価値を創造することが可能となるのです。
(『神様の夢の実現』201~202ページ)
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顯進様が2003年にW-CARPの国際教育カンファレンス(IEC)で語られたみ言を紹介しています(13回目・最終回)。
顯進様はコア・バリューに一致して歩むことで、アラインメントを築くことができると語られました。コア・バリューの中身について、少しだけ触れようと思います。
コア・バリューで一番最初にくるのは「アラインメント」です。私たちは神様の摂理に自らをアラインさせなければなりません。私たちは神様の摂理のために生きるのであって、一個の宗教団体のために生きるのではありません。このことが徹底されなければ、一貫性が確立されません。外の人から見て、謳い文句と中身が違うということになるのです。
また、本当に摂理に対する「オーナーシップ」を持つならば、立てられたゴールや、そのゴールに対する実行と結果に対して責任を負わなければなりません。ゴールが達成されない場合、原因を正確に分析し、改善し、次には達成できるようにしなければなりません。
その上で、「チームワーク」として、開かれた授受が展開されなければなりません。絶えず組織を改善するためには、メンバー一人ひとりからのフィードバックやアイデアを大切にしなければなりません。家庭連合では総会長が「疎通」という言葉を強調しながらも、一方では「批判のための批判はいけない」と言っているようです。本当に何が問題なのかということでメンバーに意見を求めれば、結局は話が「お母様の問題」に行ってしまい、どうしようもない領域に行ってしまいます。それを「批判のための批判はいけない」というのでしょうが、果たしてどうでしょうか?この場合、彼らが言う「批判のための批判」を受け入れなければ、永遠に家庭連合衰退の本当の原因が見えてこないでしょう。
最後に「ドリームビッグ」です。私たちは神様の夢に絶対的な確信を持たなければなりません。今、多くの食口たちが混乱の中にありながら、その混乱に気づいていないような現状があります。それは2013年1月13日の基元節にお父様が神様に捧げようとされたものが、一体、どれほど大きな勝利だったのか、そしてそれが実際に準備されていたのに…ということを、誰も知らなかったし信じてもいなかったからだと私は思っています。信じていれば、そこに大きなギャップを感じ、気が付くはずです。何が原因だったのか、何が起こったのかを真剣に考えるはずです。
このようにして、顯進様は「文化」が主戦場だと規定されました。「文化」は内的なものですが、それが展開されることによって、私たちの運動内に存在する様々な悪習に対して、具体的なてこ入れが、あらゆる方面において可能になります。
不足な私たちが最初にお父様に従うようになったため、お父様が長年ご苦労されたのは、実は弟子である私たちの持っている間違った文化のゆえだったと思います。顯進様が指導された内容は、そういった私たちの不足さを解決し、お父様をご苦労から解放して差し上げるものではないでしょうか。
「批判のための批判」が家庭連合を救うと思う食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『心情文化の主人』(第三回W-CARP IEC開会の辞、韓国・牙山、2003年7月9日)
CARPのリーダーたちと、初めて話し合うようになった時のことを覚えています。彼らは「もし人さえいれば、もしお金さえあれば、もしあれやこれさえあれば仕事ができるのに」と言いました。私は、「それがなんだというのですか。現実は人材が不足し、お金が不足し、こうしたものがみな不足していますが、それでも、皆さんは自分の仕事をすべきです。それが、私が自らに定めている基準です」と言いました。私が、「マネージメント(管理)」という言葉を使ったことがありますか。私はいつも、「リーダーシップ」について話してきたのです。リーダーは価値を創出するという点で、リーダーシップは管理とは異なるのです。リーダーがどうあるべきかについての基準を、私はすでに設定しました。実際、「皆さんには他に何もひつようありません」と言えるまで、基準を高めたいと思います。すなわち、皆さんに必要なのは、ただ確信と神様から賦与された創造性、コア・バリューの主人となるという意味での、コア・バリューとのアラインメントだけです。皆さんに必要なものはこれだけです。如何なる支援も、如何なる財政的援助も、さらには活動するメンバーすらいなくても、皆さんにこのような内容があれば、どんな目標も成就することができるはずです。ですから、リーダーシップが、全ての問題を解決する上で、95パーセントを占めるのです。必要なものは、外的な状況ではなく、リーダーシップなのです。
(『神様の夢の実現』200ページ)
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顯進様が2003年にW-CARPの国際教育カンファレンス(IEC)で語られたみ言を紹介しています(12回目)。
顯進様はリーダーシップの基準はコア・バリューにある、と語られています。何もないところから、ために生きることを通して価値を創造し、ゼロからでも神様の基盤を開拓していくことができるという確信と信念です。
神様はこの天宙を授受作用の原理で創造されました。ですからために生きることで一歩一歩お金を生み出すこともできるし、ために生きることで一人、また一人と同志を繁殖していくこともできます。
顯進様は期待する二世リーダーに開拓の経験をさせました。そこで自らコア・バリューをつかみ取らせるためです。そこには何もないために、自分で価値を創造するしかありません。その小さな現場でつかみ取った真理は、生涯にわたる信念になっていきます。
お父様は私たちに氏族メシヤとしての勝利基準を願われました。氏族メシヤも結局、荒野のような環境の中から価値を創造して神の基盤を広めていくしかありません。ひとりひとりがコア・バリューを所有しリーダーシップの基準を自らのものにしなければ勝利できません。顯進様は兄として、私たちがお父様の願いに応えられるよう、教育してくださっています。