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約束の大地

私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。

天宙史的事件。

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天宙史的事件。

今回から、『世界平和統一家庭連合 世界副会長就任の辞』を取り上げたいと思います。顯進様の就任の辞に入る前に、その冒頭で紹介されている、お父様が祝辞で語られたみ言を掲載します。

≪真のお父様の祝辞より抜粋≫(米国・ニューヨーク、1998年7月19日)

 

神様の願いがあったとするならば、このような日が来ることをどれほど期待されたであろうかと考える時、心から深い感謝を天の前に捧げます。…(中略)…3代を見ることができなかったことが堕落であり、3代の歴史を再び立てることが救援摂理であり、復帰摂理の完成であるということを考える時、この3代を中心として、天の公的責任を任命するということは、天宙史的事件だと思います。

 

(『神様の夢の実現』98ページ)

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この時、お父様が強調された「3代を立てることが神様のみ旨である」というのは見事としか言いようがないほど、原理を的確に要約してくださった言葉だと思います。

 

言い換えれば、モデル平和理想家庭としての真の家庭を完成することであり、最初の家庭的四位基台を完成すること、そして四大心情圏と三大王権を完成するということでもあると思われます。

 

ですから、3代が一つになることが摂理のゴールなのであり、3代目である長子が責任を持つ「父子協助時代」を迎えることが神様の歴史的な願いであるはずです。現在の統一家の混乱は要約すれば、「父子協助時代」の拒否、ということになります。「父子協助時代」と言われても私達がそれほどよく知らないのは、重要な摂理であるにも関わらず強調しようとしなかった勢力が存在したためと思われます。

 

「父子協助時代」については、以下の記事をご覧ください。

敢えて強調されなかった「父子協助時代」のみ言

敢えて強調されなかった「父子協助時代」のみ言(第二回)

敢えて強調されなかった「父子協助時代」のみ言(第三回)

 

神様の直接主管圏(完成圏)とは、家庭で入っていく段階です。長子が中心に立てられるようになってこそ、直接主管圏に入っていけます。家庭がサタンに奪われて宗教が必要になったため、宗教統一も長子が立つことで家庭が取り戻されなければなりません。また、国を建てるのは長子に固有の使命ですから、国が建てられてこそ祝福家庭が安着できる、というのも、長子が中心に立たなければ成就しません。2000年代、摂理はいわばゴールの直前でストップした状態が続き、その後混乱に陥りました。

 

2000年11月11日に「父子協助時代」の出発を宣言されたお父様は、希望に満ちておられたに違いありません。2001年1月13日神様王権即位式、2003年5月18日宗教和合によるエルサレム宣言、2004年5月5日双合十勝日をもって後天時代出発、2005年9月12日天宙平和連合創設…こういった摂理の背景には摂理的長子である顯進様が立たれた条件がありました。

 

だからこそお父様は1998年7月19日、顯進様が家庭連合副会長として立たれた日に「天宙史的事件」と表現されたのです。この日のお父様は満面の笑みで顯進様を紹介されました。

 

そんなお父様がなぜ晩年には突然号泣されるようになったのか。「父子協助時代」の出発に際して抱かれた希望がその後どうなったでしょうか?そこには真の家庭のお一人お一人、そしてカインの子女である祝福家庭、それぞれの責任分担が必要でした。

 

2000年代は統一家全体が激動と混乱を通過した時期でしたが、顯進様の姿勢や語られるみ言は混乱の中でも、当時から今まで、何があっても一貫して変わることはありませんでした。

 

顯進様は「真理かどうかの検定基準は一貫性があるかないかだ」と語られるそうです。それを聞きながら私は、顯進様御自身が真理に立たれていることを確信しました。


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