私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【み言の引用について、重大なご指摘をいただきましたので、訂正いたしました。】
前回、『統一教の分裂』から引用させていただき、お父様が2009年1月15日の「神様解放圏戴冠式」で、顯進様に王冠を与えようとされていたところから、「究極の二つの武器」(お母様の自殺と顯進様の堕落)を用いて、お父様の決定を変更させ、亨進様が王冠を受けるようにさせた、という内容について書きました。
お母様を中心として、亨進様、國進様、仁進様、教権勢力がそのように歩まれたことは非常に衝撃的であり残念なことでしたが、今回は前回の記事を裏付けるお父様のみ言を紹介したいと思います。
み言の引用元は、「統一教会・分派を考える」というブログで、2008年12月24日のみ言です。
また、「三大王権と一緒にお父様に帰ろう」によれば、2008年12月24日のお父様のみ言は、「み言葉選集」の604巻200~205ページに載っているようですが、原文を直接確認してはおりませんので、あくまで参考次元でお願いします。
≪2008年12月24日 天正宮でのお父様のみ言≫
真の父母様が祝福を与える。私がすることだ。そして、長子、一番上の兄を中心として受けなければならない。お兄さんを中心としてひとつにならなければならない。〇〇〇ウォンを与えるならば顕進が受け、それを国進、亨進に伝達しなければならない。(前に立たせて、顕進様を真ん中に右側に亨進様、左側に国進様の手を取って立たせる)右側が宗教・右翼であり、左側が左翼サタンの立場。中心なしで、ひとつになることができない。神様なしで、ひとつになることができない。お兄さんなしで、ひとつになることができない。ひとつにならない場では、本部理事達もひとつになることはできない。真の父母様中心、長男中心として、ひとつにならなければならない。お兄さんが駄目だと言うのは、父母様を否定することだ。お兄さんが駄目だと言うのは、父母様を否定することだ。(と二度繰り返される)父母を否定するなら、左側、右側に立つ資格がない。…(中略)…お兄さんを中心にひとつになりなさいという意味を知って、新しい出発をしなければならない。父母がいないなら、すべての理に合わない。お兄さんを知らず、弟を知らないなら立つ位置がない。お兄さんを中心として、前、後、左右の影があってはならない。ひとつになっていくなら影はない。顕進を中心として、両方の手を握って、神様を中心として、顕進の右手を中心として、万物を代表して王宮を立てることができる 6数 7数 8数 10数・・・・・。天国の憲法を動かす主人の席を作って行かなければならない。…(中略)…国進が、自分勝手に生きようとぞんざいにしてはならない。お前はともかく、お前が産んだ息子娘はどうするつもりなのか?・・・・・純潔を守らなければならない。顕進は純潔である。
このように、お父様は顯進様を父母の代身として立てようとしておられ、右側(アベル)に亨進様、左側(カイン)に國進様という風に指示をされました。そして顯進様が父母の代身でいらっしゃるというのは、お兄さんだということと、純潔であるということが理由だとおっしゃっています。これが、2008年12月24日の出来事です。
そして2008年12月31日に、お父様は顯進様に、「これから全てのことの責任を負う準備をせよ」と指示をされました。
翌日2009年1月1日には、顯進様が王冠を受けるようになることに言及されました。それでその日のうちに「緊急会議」が持たれ、「顯進様が堕落している」という究極の武器が用いられるようになりました。
2009年3月8日、束草でもお母様は、絶対性の観点から見て、亨進様が中心であるという霊界のメッセージは正しい(つまり、顯進様は純潔ではない)と語られています。
このように見てみると、『統一教の分裂』の分析は時系列的にも納得ができますし、「顯進は純潔だ」「いいえ、堕落していますよ」というせめぎ合いとしても理解ができます。
もともと顯進様は真の家庭内において問題を解決されようとしていらっしゃいましたし、今でもそうですが、統一家の分裂がここまで進んでしまい、このような内幕が明らかにならなければ一つになることが難しい状況になってしまいました。2008年末から2009年3月8日の束草に至るまでの事実を明らかにするものとして、今のところ家庭連合からもサンクチュアリ教会からも、『統一教の分裂』以上に説得力のある内容は出てきていないと思います。自分が信じたいと思っているものを信じるのではなく、事実に基づいて信じなければ、正しい信仰を持つことはできないのではないでしょうか。
真の家庭と統一家の統一を願ってクリック!
今回も、『統一教の分裂』のブログより引用させていただきます。太字は大地がつけました。
---- 引用開始 ----
GPFは統一教会の他の機関に比べて支援や規模が微々たる水準で始められたが、統一教会を代表する機関になったことを創教者が認めたものと思われる。文顯進のGPF活動を真の子女だけでなく、統一教会の祝福家庭全体がしなければならないと教示した。統一教会の如何なる摂理機構よりGPF活動を最も優先視しなければならないということである。教会には絶対概念がないが、GPF活動には絶対概念があると語った。永遠に変わらないとも語った。GPF活動を通じて新しい国の形態が出発するとして、GPF活動は摂理史の新しい出発だと定義した。
2008.12.31.2008年12月31日夜の新年元旦集会を2時間余り後に控え、創教者は文顯進を呼び、「これから全てのことの責任を負う準備をせよ」と教示した。
…(中略)…
統一教会史で類例がないほどに文顯進のGPFは世界的な人士と参加した人々のレベルとその規模は言うまでもなく、創教者からも歓迎されたが、統一教会の核心幹部、特に「真の家庭」の兄弟たちは冷淡であった。実際、彼らは文顯進を統一教会の現場から消えるべき存在として烙印を押していた。反文顯進勢力が押した烙印は2009年3月に現われた。
---- 引用終了 ----
大地:このように、顯進様の超宗教的平和運動は世界中で歓迎されると共に、お父様からも絶賛され、この活動を通して国を探すことができるとまで言われました。私見ですが、文中にある「絶対概念」とは、宗教は神様の復帰摂理の途上で必要となるものですが、最終的にはその看板を降ろさなければならず、それに対して顯進様の活動は、宗教が必要なかった本然のOne Family Under Godの世界に基準を置いているということであろうと思われます。
ところが残念なことに、このような顯進様の活動を真の子女様たちが歓迎しなかったということです。以下はそのことを示す、同じ記事の注釈〔2〕からの抜粋引用です。
---- 引用開始 ----
文亨進のUPF世界会長就任の辞、2009.11.18.「これから、完成期の統一教会をお父様から許諾を受け、統一教を大きく使えと語られ、これからは完成期の統一教を出発しました、統一教運動を通じて天一国を完成します。…私たちは平和運動をすることが中心目的ではありません。平和運動だけで真の父母様の信仰は生じません。平和運動を通じては天一国は創られません」;「國進様と亨進様は、文顯進のGPF活動に対して徹底的に無関心で対処した。國進様は平和運動だけではみ旨を成し遂げることができないという表現をしばしば使い、GPFを見つめる彼の視覚を現わした。
---- 引用終了 ----
大地:地上天国実現を願う私たちの視点からすれば、顯進様の活動は非常に希望的なものでした。そうであるにも関わらず、亨進様や國進様がこれを歓迎しなかったというのは、お二人がみ旨成就とは違う目的観(顯進様の除外)を持っていたからに他なりません。
サンクチュアリ教会を支持する方の中に、「お父様の願いは確かに顯進様を長子として立てることだったが、顯進様が私の下にいなさいというお父様の願いに従わなかったことで、お父様を裏切り、亨進様が立てられるようになったのだ」という考えを持っている方がいるようです。しかしそれでは亨進様や國進様が、顯進様がお父様の下にいらっしゃる期間中ですら、顯進様の活動に協力せず、むしろ顯進様を除外しようとする非原理的行動をとられたことを説明することができません。お父様を無視して仁進様を立てたことも、お父様が喜ばれた顯進様の活動に無関心であったこともそうです。明らかにお二人はお父様と同じ願いを持たれてはいませんでした。
再び同じ記事から引用します。
---- 引用開始 ----
2009年1月3日朝の訓読会中、創教者は1月15日の「神様解放圏戴冠式」の時に末子の文亨進夫婦が創教者の子女を代表して王冠と龍袍を着て後に従うと語った。
僅か3日前まで創教者は文顯進が全ての責任を負わなければならないと直接語ったにも関わらず、その決定を変えた。創教者は高齢ではあったが、統一教会の運命がかかった重大な決定をそのように簡単に変えることはできない。確かに創教者は語ることができない事情で苦悩していたことは明らかである。事態の本質を理解する為にはもっと多くの資料ともっと多くの証言が必要である。ところが、この疑問を解く重要な証言を確保することができた。
創教者の最側近であるWの口からこぼれた話の内幕は次の通りである。創教者は2009年1月1日未明に、文亨進ではなく文顯進が「神様解放圏戴冠式」に王冠を被るようになるだろうと語ったという。この言葉を受けて真の家庭と最側近の幹部はその日、麗水に集まって非常対策会議を開き、創教者の心を変える秘策を立てたという。その秘策とは他ならぬ極端な方法で創教者を圧迫することであった。韓鶴子は真の家庭を破壊して自殺すると創教者を脅かし、真の子女は文顯進が脱線したと説得したという。最側近と高位幹部らは文顯進が創教者の位置を勝手に名乗ると異口同声で語り・・・。
この言葉を伝えてくれたMHの全ての陳述を評価すると、かなり信憑性があると筆者は評価する。その理由は、この言葉をMHが知るようになった状況が非常に具体的だからである。
---- 引用終了 ----
このように、お父様が顯進様を摂理的長子として冠を与えようとされていた訳ですが、それだけは絶対に避けたいお母様、國進様、亨進様、教権勢力が結束し、極端な手段を用いてお父様を動かしたということです。その第一は顯進様が脱線(堕落)したという偽りの報告、第二はお母様が真の家庭を壊して出ていき自殺します、ということでした。
俄かには信じがたいほどの衝撃的な内容です。お母様が自殺をほのめかしお父様を脅されたということの真偽は、その緊急会議の当事者しか分からないことでしょう。しかしもしも本当だとすれば、お父様は大変引き裂かれるような思いをされたに違いありません。
一方、顯進様が堕落したということが、当時、まことしやかに囁かれたということは、すでにネット上に何度も出ています。
以下は、『統一教の分裂』でも取り上げられていますが、2009年3月8日に束草で発表された「孝進様の霊界メッセージ」と言われる文章の、亨進様がご子女様の中心となるべきだという内容に関して、お母様が語られたみ言です。要はお母様が、顯進様は絶対性に傷があるため亨進様が中心であるという霊界メッセージは正しいと言われた部分です。<6章 カリスマ伝授の失敗: 文顯進追放過程-3>
お母様「一生を一筋に生きてきた真の父母様の路程に13人の子女がいたが、霊界に5人の子女が逝き、長子の孝進も逝きました。こういう状況において残っている子女の責任が重要です。皆さんは本体論の講義をよく聞きましたか。お父様が最も重要に思われることが何だと聞きましたか」(絶対性です)「絶対性ですね」(はい)「それを考えると、霊界から見る観点が正しいと考えられます。それゆえ、それを中心として最後は、お父様が判断して決めて下さると見ています」(『み言葉選集』609集138頁)
また、以下はネット上に流れた、顯進様が堕落されたとする噂です。「金容成のブログ」より引用します。このような投稿は複数ありますが、長くなるので二つだけにします。<お父様はなぜ顯進様から公職を剥奪するしかなかったのか >
「顯進様がなぜカインであり、亨進様がアベルとして相続者となられたのか?顯進様が絶対性の基準に合わないからです。父母が失敗したのではなく、子供が失敗したのです。」
資料; | 2012.08.28。 23:13 http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mWK1/899コメント
「絶対性の問題は顯進様に聞いてください。私はお父様、お母様のみ言を信じます。誰かのようにお母様が操作したと考えないだけです。霊界の実相について騙されるお父様ではありません。」
資料:12.08.30 信徒対策委員会
このように見ても、当時、お母様が公の場で顯進様の堕落を事実として認め、その場にいらっしゃった國進様、亨進様、教権勢力が、その場でも、その後においても、そのことを否定されなかったし、むしろそれを既成事実化しようとしていたということは事実です。
2009年1月1日には顯進様が王冠を受けるとおっしゃっていたお父様が、1月3日にはそれを亨進様に変更せざるを得なかったのは余程の理由があるのであり、「お母様の自殺」と「顯進様の脱線」という究極の二つの武器が用いられたというのは、納得のいく話であると同時に、非常に残念な事実です。
最後に、お父様が顯進様が脱線されているという報告を受けられたことが分かるみ言を紹介しておきます。<お父様はなぜ顯進様から公職を剥奪するしかなかったのか>より
「2世達、しっかりしなければなりません。顯進がついて来いと言えば顯進について行くのですか?父母は二人ではありません。妻が三人、四人いてはいけません。2世達、よく聞きなさい。いいですか。 」(2010年8月1日 訓読会でのみ言)
これは2010年のみ言で、この時点でもお父様が本当に顯進様が脱線されていると信じておられるかはわかりません。しかし有り難いことに、お父様はどうして顯進様を用いることができないのかをハッキリ語られています。それは堕落していて妻が三人、四人、いるからです。逆に言えば、顯進様がそうでなければ問題ないということにもなります。
不思議なのは、お父様がこんなにハッキリと語られており、顯進様を除外する最高の口実になるのにもかかわらず、このみ言はあまり有名になっていません。それは、顯進様を追い出した方々が、どのような手段で顯進様を追い出したかが知られてしまうみ言だからではないでしょうか。
真実が見えてきてしまった食口はクリック!!
前回に続き、『統一教の分裂』のブログより引用させていただきます。太字は大地がつけました。
---- 引用開始 ----
2008.7.29.
統一教会において創教者の権威が失墜し、真の家庭内の秩序が崩れる別の事件が発生した。1ヵ月前の創教者専用ヘリコプター墜落事件の衝撃がまだ消えていない頃、憂慮されていたことが可視化された。文顯進の公的活動と統一教会内の影響力拡大に反対した韓鶴子、文亨進、文國進は、米国総会長であった文顯進の地位を剥奪し、代わりに文仁進を米国総会長に発令する人事公文を全世界の統一教会組織に発送した。
2005年1月初めから創教者は文顯進、文國進、文亨進の三人の息子に対する責任を明確にした経緯があり、2006年4月24日には統一教会の全般的な責任構図を明確にしたことがあった。さらに、2008年7月当時まで北米と南米に対する責任を負っていた文顯進はそれなりに実績を出していた。文仁進を米国総会長の座に就ける過程で発見される二つのキーワードは、「文顯進除去」と「創教者カリスマ停止」であった。言い換えると、韓鶴子の庇護と文國進の助けを借りて人事権を握った文亨進が、創教者の指示を無視して、文顯進除去の為に本格的に作業を始めたのである。
2008.8.9. 文顯進、米国GPF大会を国会広場で盛大に開催(文仁進は不参加)
---- 引用終了 ----
大地:2008年4月、亨進様が家庭連合世界会長に就任されることで、顯進様追放過程は順調に進んでいるかに見えました。しかし顯進様に関するあらゆる嘘の報告を駆使したにも関わらず、ヘリコプター事故の後、お父様が真の家庭の代表としてスピーチをさせたのは顯進様でした。お父様の顯進様に対する信頼が無くなっていないことに焦りを感じたことで、お父様のご指示を無視した米国総会長人事がなされるようになりました。なぜ米国総会長職が重要だったのでしょうか?それは顯進様が米国総会長として理事会を主管していることで、世界各地で成功を収めていた顯進様の活動が、最終的に米国で勝利してしまい、揺るぎないものになっていくことが明らかだったからです。その時、顯進様に対抗するために立てられた方が仁進様でした。
続けて同じ記事から引用します。
---- 引用開始 ----
一つ皮肉としか言いようがないことは、自分の公的地位が翻弄されている当時でも、文顯進反対勢力の態度とは異なり、人を通じて創教者に問う程度以外には文顯進は如何なる措置も取らなかったという事実である。客観的に見ると、文顯進のこうした安易な態度は、創教者と統一教会に対する信頼から始まったものと見られる。恐らく創教者の長男の立場であり、全ての面で卓越していた文顯進を真の家庭と統一教会の組織が突き放すと予想した人はいなかったはずである。米国総会長として公式発令を受けた文仁進がこの行事に参加しなかったことは多くのことを示唆している。
2008.8.10.文亨進、米国の総責任者は文仁進と説教の中で言及
…(中略)…
「この渦中で、國進様はまるで連合戦線を構築するかのように仁進様を米国総会長に人事発令した。ところが、7月29日の亨進様の名前で発送された韓国語公文には、仁進様の職責が米国家庭連合総会長として発表されたが、英語公文には米国統一運動の責任を負うチェアマンとして発表され、彼女の地位と役割をお父様に直接尋ねるハプニングまで発生した。何故なら、当時の米国には全体の責任を負う大陸会長がおり、その上に文顯進が実質的な責任者の役割を遂行してきたからである。当時、金炳和米国大陸会長がお父様に伺った結果、仁進様は総会長(チェアマン)ではなく、牧会を担当する「祝司長(牧師)」と語られ、夫の朴珍成氏は絶対に教会の仕事に関与してはいけないと釘を差された。金炳和会長はお父様のみ言葉を直接録音までして仁進様に聞かせてさし上げたが、仁進様は最後まで、受け入れず、むしろこれによって金炳和会長夫妻は完全に追い出されることになった」 Kの証言
---- 引用終了 ----
大地:金炳和会長は録音までしたというのですから、お父様が顯進様を総会長、仁進様を祝司長とされたのは事実です。それをご存じだったにも関わらず、亨進様は世界会長の立場で公文をもって仁進様を米国総会長にし、國進様も米国に渡りそのことを周知して周られました。もしも亨進様が世界会長としてお父様から人事権を委ねられていたとしても、米国総会長を動かすときにはさすがにお父様のご意向を伺うはずです。まして、このように揉めれば尚更です。ですから、亨進様は明らかにお父様のご指示を知りながら無視をされました。
一方の顯進様はお父様から与えられたご自分のミッションに集中しておられました。どちらが神様と共にある方の態度で、どちらがあれこれと忙しく策略をめぐらす立場か、明らかです。
ところで驚くべきことに、お父様は米国総会長はご自分が指示した通り顯進様が務めているとずっと思い込んでおられました。なぜ亨進様は米国総会長人事に関してお父様に知られずに進めることができたのでしょうか?それは、お父様のお傍にいらっしゃるお母様の助けがあったからです。また、教権勢力の助けがあったからです。天正宮の訓読会や報告の場でお父様に会う人間を厳しく制限したために、お父様の目と耳を塞ぐことが可能だったのです。指示が通らないのですから、お父様は口も塞がれていたと言えます。ある時、お父様は、顯進様が米国総会長だと勘違いしたまま、み言を語られたことがあります。しかしその場にいたお母様も、亨進様も、教権勢力も、誰もそのことを訂正しなかったのです。
当時、顯進様が米国でなされた大会に仁進様が参加されないという態度から見ても、仁進様の中に、明らかに対立的な感情を見て取ることができます。当時、お母様を後ろ盾に、仁進様、國進様、亨進様が協力して顯進様の職責を奪い、実績を立てさせないようにさせ、最終的に追放しようとされていました。
ところで、後に明らかになる仁進様の問題は、この時すでに生じていたはずです。後に、仁進様の結婚式で祝祷をされていることから見ても、亨進様は当時からその問題をご存じだったと思われますが、それでも仁進様を米国総会長に任命し、仁進様と共にされました。果たして、亨進様が本当に神様を中心とする善なる霊界を背景としていたなら、当時の仁進様と共にするということが、一体どうして可能でしょうか?お二人の背後に共通してあったのは、反摂理的な霊界です。
当時、教会が流した情報は、「顯進様が米国総会長の立場に執着しておられ、正式な総会長である仁進様と争っている」というものでした。亨進様も、國進様も、仁進様も、お母様もそのように主張されていました。残念ながら、これも明らかな嘘であり、反摂理的な行動だったと言わざるを得ません。
たとえ再臨主が地上に来られたとしても、真の家庭が一つにならなければ地上に天国は築かれません。そうであるが故に、サタンの執拗な攻撃があったのであり、真の家庭の構成員の中で、ご自分の責任を果たすことのできた方はわずかだったということだと思われます。
真の家庭を愛する心情でクリック!!
今回は『統一教の分裂』のブログより引用させていただきます。太字は大地がつけました。
---- 引用開始 ----
2008.9.9.
モルゴル大会がまさに行われている最中のその日、創教者は意味深長な発言をした。統一教会が内外が一つになっていないと言及したのである。内とは「家庭」を指し、外とは「統一教会組織」を指していることは容易く理解できる。創教者が誰から何を聞いたのか正確には分からないが、創教者は韓鶴子をとがめていた。
統一教会は内外が一つになっていません。お母さん一人がどうしたわけか、そのことを残念に思っていません。そうであってはならないというのです。お母さん自身、今、何か先生に対し、少女の時に何も知らないことを掴まえて利用したと考えているのです。そんな考えを未だに持っています。言うと、目をこのように大きく開けます。自分の目が上に上がろうとします。
この言及により韓鶴子が17歳に創教者に会い、血統復帰神話とも言うべき聖婚式を行った事件を天宙史的価値ではなく創教者に利用されたものと理解していたことが分かる。誰かが創教者の血統を否定したことに対して叱責したのは、韓鶴子と創教者が違う観点で一緒に生きていたことを表わしている。聖婚式を否定したのは統一教会の神話と儀礼の否定である。そして、統一教会信念体系の核心を否定するものと言える。2008年9月9日当時、韓鶴子は創教者と違う考えで別の道に進んでいたものと見られる。文亨進が韓鶴子に向かい、父に対する「恨」を捨てよと語った言葉からも正に創教者と違う道に進んでいた韓鶴子の立場が確認できる。
---- 引用終了 ----
大地:この部分は、お母様が真の母としての使命を全うする上で、どのような試練に遭われていたかが分かる部分です。家庭連合ではお母様を無条件に「完成された方」と信じています。しかしお母様がお父様の血統を疑ったり、自分は何もわからない少女の時にお父様につかまえられ、利用されたと感じる、そのような試練に遭われていたというのは、他でもないお父様のみ言です。このことを否定、あるいは無視するのは、それこそお父様がボケたとか、無能だと言わない限り無理です。
お母様は第一、第二のエバの失敗を経て、第三のエバとして立てられた方(鞍馬天狗さんとしては、イギリスの女性を入れて第四のエバ)ですので、それまでの失敗の蕩減を負わざるを得ない立場であり、むしろ試練は当然のことだと言えるでしょう。
「お母様が道を間違えておられるのではないか?」と心配することはお母様に対する不信仰ではなく、お母様がいかに難しい道を越えていかれるべき立場なのかを知り、その重荷を理解して差し上げることだと思います。そのことが分かれば、明らかにおかしい「独生女」論を松涛本部の講師陣が苦労して正当化する必要はありません。おかしいのですから、「おかしいです」とお母様に申し上げれば良いことです。
続けて、同じ記事から引用します。
---- 引用開始 ----
2008.9.14.(秋夕) 文顯進、創教者に米国総会長は文顯進であるという確答を受ける。
創教者は2008年7月29日に、金炳和大陸会長夫妻に対して、米国総会長は文顯進であるという事実を確認してやったにも関わらず、文仁進を米国総会長に任命し人事公文が発送された。それで文顯進は2008年9月14日に創教者に再び問い合わせた。そこで、米国総会長は文顯進であり、文仁進は祝司長(牧師)であるという確答を受け、その内容は文亨進に通知された。しかし、文亨進は最後まで創教者の指示を拒否した。創教者の権威は崩壊していた。これを契機に文顯進に対する非難と讒訴はさらに深刻化し、ついには創教者と文顯進は会うのが難しくなるに至った。創教者は2009年3月8日のいわゆる「束草霊界メッセージ事件」の時まで、米国総会長が文顯進であると思っていたという。
2009.9.30. 文亨進、各国の家庭連合理事会変更は世界会長の決裁を受けよという公文を発送
---- 引用終了 ----
大地:サンクチュアリ教会の方々は、このような内容をどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。顯進様と金炳和大陸会長夫妻が嘘をついておられるのでなければ、お父様が米国総会長は顯進様だとされたのは事実です。そしてこの時にお父様のご指示に反して亨進様が出された公文は残っているでしょうから、これも事実です。
それまで、各国の責任者に対する人事権はお父様が持っておられました。ですから亨進様が、「世界会長の決裁を受けよ」という公文を出さなければ、各国の責任者の人事に関してリーダーたちはお父様の決裁を受けようとします。亨進様は公文を出すことで「お父様ではなく、私が決定する」と、お父様の人事権を奪ったことになります。
お母様は、お父様の聖和後から間違った道を歩まれたのではありません。2000年に父子協助時代がスタートした時からお父様は忠告のみ言を語っておられますし、2006年を過ぎると最後の警告ともとれるみ言、そして2009年以降には限界線を越えて「離婚した」などの表現が見られるようになります。つまり、お母様がお父様と対立され別の道を行かれていることを知りながら、亨進様はお母様と共にされた、ということです。2008年当時、お母様の庇護の下だったからこそ、亨進様はこれほど大胆にお父様のご指示を無視されることができたのです。
心痛い話ですが、真の家庭は人類の核となる公的な家庭であるだけに、やはり真実は真実として明らかにされなければならないでしょう。
心を痛めつつも、クリックをお願いします。
前回から、2008年に顯進様がお父様に差し上げた手紙の内容に、少しコメントさせていただいています。前回はお父様も顯進様も共に摂理的な新しい挑戦の期間として意識されていた2007年、2008年が「禧年」となることができず、「摂理的クーデター」の年になってしまったことを書きました。今回も手紙の内容の続きです。顯進様のみ言は青字です。
-------------------------------------------------------------------------------
「お父様、摂理的なみ旨に根ざした共通の目的と方向性なしには、このような混沌と分裂は、次世代にも持続するでしょう。これに関して私は、ご父母様にすでに何度も率直にお伝えしました。お父様の本当の「レガシー」を正しく認識し、お父様の波乱万丈な生涯の原動力になったその「夢」の相続を受けてこそ、本当に「一つになる」ことができます。お父様が創造原理を通して現された「神様の夢」が、私達統一運動は勿論、真の家庭を導く光とならなければならないと、私はいつも信じていました。」
大地:顯進様がお父様の本当の「レガシー」と表現されている内容は何でしょうか?お父様がもたらして下さったものは、神の血統による真の家庭です。そして神様の夢は、モデルとしての真の家庭を完成させて人類一家族世界へと拡大することです。
ところが、お父様を統一教会の創始者として捉えたり、教勢、経済基盤、ビルディングなどがお父様の遺産だと考える人々もいました。また、人類救済を成し遂げることを本当の意味で信じておらず、統一教会内の高い地位にいることですでに満足してしまっている人もいたことでしょう。そのことは顯進様のお手紙の別の部分でも表現されています。
「ご父母様はすでに1996年7月30日の家庭連合創設と共に、少しずつ私たちの運動が統一教会の看板を降ろし、カイン世界全体を変化させるための、包括的な摂理運動として発展できるように指導して来られました。…(中略)…しかし、私は、指導者の中には、上に述べたご父母様の摂理的展開を正しく理解できず、私達の教会のアイデンティティーと伝統、そして基盤が喪失されるのではないかと心配している人もいることを知っています。これらは彼らが、One Family Under Godの世界を建設しようとする、全体的なビジョンと目標から逸脱し、蕩減時代に蓄積された基盤を、ご父母様の遺産であり、究極的な目標であると間違って認識しているためです。」
大地:このように統一運動の中心指導者も、真の子女様たちも、荒野時代から定着時代への摂理の転換を正しく理解されていなかったということが分かります。「統一教が国民の51%以上になる」という話をされた方もいらっしゃいますが、お父様の摂理観から見て、そのような必要は全くなかったと思います。超宗教の次元に移行するということは、他宗教の方々が、その信仰を持ったままで人類一家族のビジョンの前に結集するということです。
とにかく、このようにバラバラであった観点を一つに統一し、正しく神様の夢にアライン(一致)しなければ、混乱と分裂は次世代まで持続する、とされていますが、正にそのようになってしまいました。顯進様の手紙を続けます。
「お父様、私に対してご心配なさらなくても結構です。どのような困難と誹謗が私の前を塞いだとしても、お父様とみ旨のための私の覚悟と行動は続くでしょう。お父様の夢とレガシーは、私達を通して世界の前にずっと広がっていくでしょう。神様は実に神秘的に働かれます。お父様は、この摂理の最後の時に、父子協助時代がどのくらい重要かということを、私に語られたことがあります。その時には私は理解できませんでしたが、このすべてのことを通して、今ようやく悟るようになりました。アダム家庭で、サタンは長子権、父母権、王権という三つの位置を奪っていったとお父様は教えられました。それによってサタンは、血統と父子の関係を神様から奪っていきました。この理想を復帰するために、お父様は、私に公的な責任を与えられた時から、私に絶対的にお父様とアラインすることを願われました。しかし、それを感じる次元に留まり、今まで本当に「悟る」ことができませんでした。今になって、この悟りを得ることができるようにしてくださった神様に感謝を捧げ、お父様の大きな理解と忍耐に心から感謝いたします。」
大地:父子協助時代は、長子が父の継代を継ぐ時代です。直接主管圏とは、心情的に神と人間が完全に一つになるのであり、それは、原理(み言・戒め)以上に愛と心情で一つになる次元です。神様とアダムという父子が完全一体となるように、アダム(真の父)と長子も完全一体にならなければなりません。
顯進様はお父様と絶対的にアラインするということを、「感じる」次元から、様々な試練を通して「悟る」次元に到達されたと書かれています。お父様もこの手紙から伝わる顯進様の心情、摂理観、方向性がお父様と完全に一つであることを感じられ、訓読会で食口たちに読ませられました。
顯進様がお父様に従わなかったという人たちがいますが、私は顯進様が取られた行動は、完全に神様の願い、お父様の願いと一つであると確信しています。
顯進様が不従順だったと考える方々は、当時、お父様がどれだけ嘘の報告を受け、どれだけの指示がその場では「はい」と言いながらも結局は無視され、どれだけ自由が拘束されていたのか、どれだけ会う人が制限されたのか、分かっていないのです。そして今では「教権勢力」と呼ばれる人々が、当時からすでにどれほど策略的にお父様に対していたか、分からないだけだと思います。
お父様は2009年に「先生は離婚したよ」と語られました。お母様を中心とする子女様たち、教権勢力が、顯進様がお父様の継代を継ぐことを拒否する動きはすでにコントロール不能なところまで行ってしまっていました。お父様が摂理をコントロールし、摂理を継続できる状況なら、どうしてお母様と「離婚」する必要があるでしょうか?完全に難しい状況でなければ、お父様はご自分から「離婚」される方ではありません。当時、巧妙になされた「摂理的クーデター」を知らなければ、なぜ顯進様が統一教会を出る判断をされたのか、分からないだろうと思います。
顯進様はお父様が果たそうとされた神様の夢と摂理の方向性に対して、そして基元節までに神の国を成すという摂理のタイムリミットに対して、誰よりも忠実だっただけなのです。
顯進様は、統一家分裂の過程で犯された罪に関して、責任のない者は一人もいない、と言われます。顯進様御自身が誰よりも責任を感じ、悔い改めておられます。私達はもう一度、お父様の遺産が何であり、神様の夢はどのようになされるのかという方向性に一致することで、一つにならなければなりません。
一つになりたい食口はクリック!!