私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。
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≪顯進様のみ言抜粋≫
『2002年W-CARPシンポジウム閉会の辞』(韓国・ソウル、2002年2月14日)
私は「相続と発展」ツアーでこの縦的伝統について数多く語りました。その基盤の上に、初めてリーダーを訓練するための21日特別修練会で縦的軸(Vertical axial line)について語ることができたのです。皆さん自身の経験から考えてみて、自分が何者であるのか、また自分がどういう者になり、何を経験すべきかということを見出す上で、縦的伝統は重要なものではないでしょうか。…(中略)
父母こそ自分が誰で、どのような人間になるべきかということに、決定的な影響を与える人であるということに同意することでしょう。皆さんは父母との間に築いた愛の関係によって、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、子女の愛を理解し、実践できるようになるのです。縦的基準は、全ての人間の経験の軸になり、特に真の愛を理解する基準になります。…(中略)
私達の個人的経験を通して考えてみて、真の犠牲、絶え間なく投入し、投入し、投入する、ために生きる真の愛の基準を代表する最高レベルの愛とは何でしょうか。それは、如何なる種類の愛でしょうか。それはまさに、私たちが経験してきた父母の愛ではないでしょうか。なぜなら、その愛は無条件で、絶対的かつ永遠だからです。ですから、縦的伝統なしには、誰も人類創造の動機であり、復帰摂理の動力であった「ために生きる」真の愛を理解できません。…(中略)
兄弟姉妹間の横的な愛が、家庭を一つにすることができると思いますか。兄弟姉妹間の横的な愛が、家庭の和合をなす独自の力を持っていると思いますか。
大部分の平和主義者らは、お互いに別の団体、国家や社会、宗教などの間で、横的な和解をなすことができる平和であると考えています。しかし、そのような理解で、本当に持続的な平和と和解を導くことができるでしょうか。皆さんはどう思いますか。もし、そのような横的な取り組みが、平和と統一、そして和解をもたらすことができる力をもっているとするならば、何故、人間の絶え間ない努力にもかかわらず、未だに平和と和解を見出すことができていないのでしょうか。
(『神様の夢の実現』159~160ページ)
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前回から、顯進様が2002年にW-CARPシンポジウムで語られたみ言を紹介しています(2回目)。前回は、荒野時代の重荷を下ろしたうえで、心情革命が始まるということで書きました。
今回のみ言では、心情革命の出発は縦的伝統から始まるということを説明されています。顯進様が仰っている縦的伝統とは、親子の縦的な愛の関係性を指しています。
縦的伝統(親子の愛の関係性)が全ての愛を理解する基準になります。私たちが経験する愛の中で、父母の愛は絶対的で無条件の愛です。それを経験することによって、兄弟姉妹間でも愛を実践することができるようになります。そのように考えた時に、人類の親である神様の愛を抜きに、永続的な平和を築くことは絶対にできません。
One Family Under Godの実現のために、人類に神様の真の愛を下ろすための軸が、(神様)-(真の父母)-(真の子女)という真の家庭に現れる縦的な軸だということになります。
ここ七年間、真の家庭と統一家の分裂の過程で顯進様が通過された犠牲や自己否定は言葉では表せないものだったはずです。私はしばらくの間、顯進様が混乱の原因やご自分の立場からの真実について、沈黙されたまま、なぜ口を開かれないのか、もどかしく感じていた期間がありました。
しかし、それは神様と真の父母様の縦的な愛を他の誰よりも理解されていたために、顯進様は長子として、真の父母様の遺産を引き継ぎ、神様の摂理の希望をつなぐため、そして、再び一つになるべき未来のためにそうされたのだ、ということを感じるようになりました。今回のみ言も、そのことを思い返させてくれました。
七年の時が経過して、神のものは神のもとして、サタンのものはサタンのものとして、自ずと分かれていく時が来ていると感じます。
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≪顯進様のみ言抜粋≫
『2002年W-CARPシンポジウム閉会の辞』(韓国・ソウル、2002年2月14日)
このシンポジウムのテーマは「心情革命」です。それは、私たちの内部から始まるものです。私たちはその革命に対して、主人意識を持たなければなりません。絶え間なく共鳴するこだまのように、私たちは最も奥深い所にまで到達しなければなりません。私達は自分が誰であり、自分が何を望み、選択することを願うか、自分の内面を深く掘り下げる過程が必要です。これが私が語る「心情革命」の意味するものです。内側からの完全なトランスフォーメーション(変革)を意味するのです。
私がW-CARPでこの文化運動を始める理由は、皆さんが私と会ってからの2年間で、それまで背負ってきた荷物をすべて取り除いてしまったと信じているからです。
統一運動が歩んできた十字架路程は、神様が計画された真の父母様の本来の使命ではありませんでした。このように本来の使命から外れてしまった理由は、キリスト教が真のお父様と一つになれず、神様が再臨主を送る為に2000年間準備してこられた基台が崩れたからです。それでお父様は統一教会を立て、直接今日の基盤を築かなければなりませんでした。そのため、聖書歴史6000年を再蕩減するべき位置に立っていた統一家は、過去を見つめながら出発したのです。私は「相続と発展」ツアーを通して、このような統一家を180度転換させようとしました。
このような理由から私は「相続と発展」巡回講演に参加した人たちに、「真の父母様のレガシーとは何だったのか」という質問を投げかけたのです。そして、真の父母様のレガシーは、様々な組織的基盤自体ではなく、その組織を通して、神様が人類創造の始めから抱き続けてこられた夢を実体化し、神様のみ旨を完遂するということであったということを説明したのです。
人類創造の始めから、神様が抱き続けてこられた夢とは何でしょうか。神様はなぜ、アダムとエバを創造されたのでしょうか。神様がアダムとエバを通して、地上と天上に神様の主管権を実体化することができる理想家庭を築くためでした。言い換えれば、アダムとエバが個性完成、善の子女繁殖、愛による万物主管という三大祝福を全うすることを通して、真の愛、真の生命、真の血統を実体化することを願われたのです。
(『神様の夢の実現』155~157ページ)
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今回から、顯進様が2002年にW-CARPシンポジウムで語られたみ言を紹介していきます。
今まで、顯進様が1998年に家庭連合の副会長に就任されてから語られたみ言を紹介してきました。その内容は主に、私たちが荒野時代の重荷を下ろすことができるようになるためのものでした。つまり、荒野時代に統一教会が辿ってきた道は本来の道ではなく、穴埋めの路程であり、方向転換が必要な定着時代においては観点が大きく異なることを教えてくださいました。
その際、顯進様は私達が正しく考えるヒントとして「真の父母様のレガシーは何か?」という問いかけをされました。答えは統一教会の組織や経済基盤などではなく、真の家庭です。お父様が神様の摂理のために本当にされようとしてきたことが何なのかという視点から見れば、定着時代にあって脱ぎ捨てていくべきものと、これからも大切にしていかなければならないものがよくわかるということです。
そうした教育の土台で、このシンポジウムのみ言ではいよいよ、「心情革命」というテーマで語られています。それは、私たち一人ひとりが神様の創造目的である三大祝福を成就して、本然の人間へと帰っていくために、心情の根本的なトランスフォーメーション(変革)をなすのに必要なご指導です。その中身は次回以降に紹介します。
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『神様の夢の実現』という顯進様のみ言集には、責任者の証詞も掲載されています。今回は顯進様に身近に侍った方の証詞を紹介します。
≪責任者の証詞から抜粋≫
私は大学1年生の時にCARPに入会して以来、卒業後も長い期間、日本のCARPで仕事をしていました。2000年3月に顯進様がW-CARPを指導され始めてから、CARPはまったく違う次元に入ったことを実感しました。2001年4月に顯進様が日本に訪問された際、近くでお話しをする機会がありました。その時、顯進様は、「原理の高い基準と、一般社会の人々とを結ぶことができる橋を作る必要がある」と言われ、また「真理がどんな人に対しても普遍的であるように、原理は理解できる人だけでなく、万民のためにあるのだ」と言われたのです。また、「良心的な若者は何に関心を持っているのかというプロファイルを作り、彼らに対する効果的なアウトリーチ活動は何かを考えなければならない」「これまでの日本のCARPのアウトリーチ活動の良い点と悪い点をレポートするように」と言われました。私に、長い年月変わることのなかった活動を、改善するように勇気付けて下さったのでした。…(中略)
その年の7月、私は顯進様から、ニューヨークのW-CARP本部に来るようにという人事を受け9月にニューヨークに到着した後、W-CARP特別リーダーシップ訓練に参加させていただきました。車2台でアメリカ・ニューヨークを出発して、カナダを縦断してアラスカ・コディアックまで大陸を横断する修練会であり、顯進様が直接主管されました。途中は、キャンプ場でテントを張って宿泊しました。今でも忘れられないのは、出発から目的地まで顯進様が私たちのために自ら運転され、キャンプ場では私たちのために自ら食事を作ってくださったことです。顯進様のそのようなお姿は、私としては驚きであるとともに、新鮮な衝撃でした。…(中略)
ユタ州のある観光地で、顯進様は私に、「あなたみたいに体が軽いとバーベルみたいに持ち上げられるぞ」と言われて、実際に私を両手で持ち上げられました。顯進様の両手の上でどうしたらよいか戸惑ったことを覚えています。また違う機会に、逆に私をおぶってごらん、と私の背中に乗っかって来られ、ずっしりと重たい顯進様を背にヨロヨロと歩いたこともありました。そのように身近に接することを通して、私の信仰観の中に、神様を中心とする家族的な心情が芽生えていったと思います。
毎晩、焚き火を囲みながら座り、顯進様は、木の枝を取って地面に、G(神様)、TP(真の父母)、TF(真の家庭)と書かれました。そして、GからTPそしてTFに向けて縦線を一本引かれ、この縦的な軸が一番大切であり、祝福家庭はこれをもっと理解しないといけないと説明されました。さらにTFの隣にBF(祝福家庭)、そしてTFにつながる横線を一本描かれました。「あなたたち祝福家庭は真の家庭の拡大家庭として真の家庭に連結されなければならない」と語られました。真の家庭につながるその内容を聞きながら私の心はとても高揚したのを覚えています。顯進様は私たちの真の兄として、とても真剣で切迫したお気持ちで、祝福家庭が縦的軸に正しく連結することを指導されていたのです。そして、国を復帰するための戦略を私たちに話して下さり、霊的な基盤だけでなく、実体的な基盤を作ることが必要であると強調されました。私は、顯進様の創造的で戦略的なアイデアが、真のご父母様に対する孝行心から来るものであると本当に理解することができました。現在にいたるまで、顯進様がその決意と誓いをもとに、私たちを指導してくださっていることに心から感謝しています。
(『神様の夢の実現』147~149ページ)
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このリーダーの証詞を通して、私は3点ほど感じるところがありました。
第一に、顯進様がCARPに対して指導された内容を見ると、やはり定着時代においては良心的な人々を中心として広く一般社会に浸透する活動を展開する必要があります。
第二に、顯進様の率直で温かい人柄がとても良く伝わってきました。真の家庭の長子という位置にありながらも、位置ではなく心情で対して下さることを感じました。
第三に、今まで紹介したみ言でも再三強調されているように、やはり神様、真の父母様、真の家庭という縦的軸に連結されることが最も重要なのであり、摂理の要がそこにあるということです。今日の混乱は、結局そのことを理解できなかったために生じました。
今日の証詞の内容はとても根本的なものであると共に、とても分かりやすいものでしたので、私の言葉は短く終わりたいと思います。
顯進様が慕わしくなった食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
革命家になるのは誰ですか。自分自身を見てください。皆さんは自分の地位を維持したがっています。教会で20~30年間過ごし、ある程度の名声を得たので、その地位に座っていたいと思っています。多くの人がそんな考えを持っています。そのような人と、どうして新しい革命を始められるでしょうか。
私が、皆さんに与える条件は、皆さんが革命家となれるように、必ず若者らしい心情と姿勢を持たなければならないということです。今は、新しい革命を起こすために、全力を投入するべき時です。本来私は、この革命的な精神を理解することができる、若者をここへ連れてきたかったのです。なぜなら彼らには、荷物がないからです。しかし多くは年輩の人たちであり、特に40歳以上の人たちが来たので、私は皆さんのために、新しい条件を設定しましょう。年齢的には若くなくても、若者の精神を持って、革命家になることをはっきり約束するのなら、皆さんが同参することを許可しましょう。そうすることができますか。(はい)
この時代は、人類歴史を通して、神様が人類に約束されたことが成就するときです。今は、人類が個性完成し、善の子女を繁殖し、真の万物主管を果たすという、三大祝福を実体化させることができる時代です。新しい歴史が始まり、新しい心情文化が築かれる時代です。つまり、人類に対する約束が、すべて成就される時代だということです。
今は、新しい世界秩序が打ち立てられる時なのです。神様の摂理のスケジュールにおいては、今が収穫の春なのです。私たちは、6000年間にわたって種が蒔かれてきた地に足を踏み入れたのです。私たちはすでに肥沃で実りの多い地に立っています。今や袖をまくり上げて、畑に出て行き、育った作物をすべて収穫することだけが、私たちに任されているのです。世の中を象徴するこの畑で、私たちが本当に収穫できるようになるためには、皆さんは自分が誰であり、何をする人であるかをはっきり知らなければなりません。また、自分がどういう時代に生きているのかを知らなければなりません。そして、この時代における自分の責任を悟らなければなりません。過去に積み重ねてきた荷物を、すべて喜んで捨て去らなければならないのです。自ら進んで180度方向転換して、新しく出発して下さい。そして、もうすぐ実現する未来に結ばれる約束を期待しましょう。
(『神様の夢の実現』139~141ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(11回目・最終回)。前回は、定着時代には荒野時代の習慣性を脱ぎ捨て、今までのような社会と隔絶した歩みではなく、この社会のフィールドの中で奉仕を通して、実体的な天一国を成し遂げる歩みをしていかなければならないということで書きました。
今回のみ言は前回に続き、荒野時代から定着時代への大転換は正に革命的なものであるが故に、荒野時代への執着を捨てて180度の方向転換をしなければならないと語られています。
荒野時代に統一教会で苦労の歩みをされてきた指導者にはとても聞きたくない話かも知れませんが、荒野時代の歩みというのは穴埋めの歩みであって、決して真の父母様が成すべき本来のみ旨ではありませんでした。それは今から始まるということです。
私たちが定着時代という神様の摂理歴史の収穫の時をはっきりと認識できさえすれば、無限の可能性が広がっているのが今という時代です。しかしその際、荒野時代の経験や観点はむしろ「荷物」になってしまいますし、過去の実績に自己満足してしがみつく者は決して新しい時代の主人になることができません。
顯進様が指摘されているように、2001年当時から、革命の対象が正に自分たちであることを知り、顯進様に敵対しようとする指導者に動きは始まっていました。それが2008年に「摂理的クーデター」として顕在化することになります。
180度方向転換してクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
皆さんは定着時代における祝福を受けた夫婦として、また、祝福家庭として、自分の責任を理解しなければなりません。お父様は「私達は定着時代に入り、もはや信じるだけの時代ではない」と説明されています。第四次アダム圏時代とは、まさにそういうことです。ただご父母様を信じるのではなく、祝福中心家庭として、真の父母様の本当の代身者になるということなのです。
ですから、「今は、奉仕に焦点を当てるべき時だ」と、ご父母様は強調されています。ただ、「私は真の父母様を信じている」と言うだけでは不十分です。もし皆さんが、「私は真の父母様を信じている」と言いながら、世の中を実体的に救うための、自分の摂理的使命と責任を度外視して、自分がやりたいことだけをやっているとすれば、これは何の意味もありません。それは、決して祝福を受けた夫婦として、祝福家庭として自分の責任を果たしていることにはなりません。…(中略)
私は、血筋に刻まれた契約という話をしていますが、これはどういう意味でしょうか。皆さんは、自分の家庭から遠くに逃れることができますか。皆さんのアイデンティティは、変えることができません。皆さんの宿命も、変えることはできません。同様に、家族の一員として、皆さんに対する期待も変えることはできないのです。…(中略)…もし皆さんが、家庭内で自分の責任に背を向けたとしたら、家庭の中で自分の正当な位置を要求することができますか。人類最初の家庭があらゆるレベルにおいてその責任を果たさなかったために、神様の復帰歴史が始まったことを忘れてはいけません。
この修練会を通して皆さんを目覚めさせようと私が決心した理由はまさにこれなのです。定着時代に入った今、再度、統一家と祝福家庭を新しい方向に向けさせて、彼らが神様の摂理の事情の中で、自分の責任を理解し、正当な立場に立つことができるようにするつもりです。
(『神様の夢の実現』137~139ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(10回目)。前回はアダム家庭の堕落によって生じたすべての障壁を克服していく使命が祝福家庭に与えられている、ということで書きました。
今回のみ言では、定着時代を迎え、祝福中心家庭はただ真の父母様を信じていくだけではなく、実際に真の父母様の代身者となり、世の中に対して奉仕する生活が必要だと語られています。
では祝福中心家庭が真の父母様の代身者として世のために奉仕する姿とは、具体的にどのような姿なのでしょうか?荒野時代の統一教会における筋金入りの「信仰者」の姿というのは、この世からかなり浮いた教会活動一筋の戦士(ソルジャー)のような印象だったのではないでしょうか?そういうバリバリの「献身者」を作ることが重要でした。
それに対して、定着時代における「天一国主人」というのは、どのような姿なのでしょうか?今日、世の中の人々もより良い社会を実現しようと様々な活動をしています。私は、定着時代には、私達もそのような方々と同じフィールドの中でみ旨を進める必要があると思います。私の想像ですが、例えばPTAとか、町内会とか、社会福祉協議会とか、あるいはNPO法人を立ち上げてとか、One Family Under Godのビジョンを中心として、一般の人と協力して、否、私達も一般の人になって、一緒に素晴らしい地域コミュニティ、素晴らしい国と世界を築き上げていくということです。
自叙伝を読めば、お父様が南米でされたことは、魚の捕り方を教えてあげ、その魚を加工する工場を作ってあげ、働いて収入を得るということを教えてあげ、天国のモデル基地を建設することでした。お父様ご自身が奉仕を通して受け入れられ、定着するという見本を示して下さっていました。
私達は荒野時代に敵から追われ過ぎて、いつの間にか社会から浮いた、隔絶した状態が染みついてしまいました。真の父母様の勝利によって荒野時代が終わり、定着時代が開かれたということは、私達が純粋な奉仕を通して出て行けば、私達と世の人々が同じ方向を目指していける準備がすでに整えられているということを意味するのではないでしょうか?
ホームチャーチとか、氏族メシヤとか、お父様が私達に再三願われながらも、その期待に応えて差し上げられなかった内容も、そのような方向性をとることによってようやく道が見えてきます。
顯進様のみ言を学びながら、私はそのように感じるようになりました。祝福中心家庭は今、くるりと方向転換して、1945年当時に成されていくはずだった本来のみ旨を果たして行く必要があります。
こんなにも物わかりの悪い私たちを、顯進様は一つの血統で結ばれた一つの家族だという一点において、見捨てるのではなく、目覚めさせようと、このようなみ言を語ってくださいました。
「定着時代って、何だかワクワクする!」と思う食口はクリック!!