私自身は顯進様が摂理的長子であられると確信しています。 しかし、顯進様お一人ではなく、神様を中心として真の家庭の四位基台がなされてこそ実体的天一国の出発を成すことができます。 真の家庭理想の復活のために、祈りを込めて書きたいと思います。
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≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
考えてみてください。もしキリスト教が、真の父母様を受け入れていたら、統一教会を創る必要があったと思いますか。神様は2000年間、キリスト教を準備してこられたのです。キリスト教には、頭の良い人たちや心情の良い人たち、そして準備された人たちがいたのです。しかし、キリスト教の基盤が失われたため、そのような人たちもすべて失ってしまいました。それでは、お父様が統一教会を創るとされた時、どこから始められたでしょうか。社会の底辺層に行かなければならなかったのです。イエス様は、王の王として来られたのではなかったでしょうか。旧約聖書の預言が暗示しているように、イエス様は準備されたイスラエル民族とユダヤ教の基盤の上に、王の王として来られるはずだったのです。しかし、この基盤が失われると、その宣教対象は、こじきや最下層の人たちに移っていったのです。
私が皆さんに、「教会に入る前は何をしていたか」と尋ねたら、恐らく多くの人が、自分がいかに重要な人物だったか、例を挙げて説明することでしょう。しかし、正直に自問してみてください。私は皆さんが、どれほど重要な人物であったかよく解りません。自分で考えるとき、重要な人だったのでしょう。けれども、社会との関連で見たら、どういう人だったのでしょうか。アメリカ人のメンバーが、こういうことを聞きたいかどうかは分かりませんが、私が時々、メンバーに会う時、彼らは頭だけ大きいと感じます。時には、彼らの頭は大きすぎて、どうやって真っ直ぐ歩けるのか分からないほどです。彼らは、立て肉体的には真っ直ぐに歩いているとしても内的には真っ直ぐ歩くことができないでいるのです。
皆さんは神様の選民として、真のアベルが意味することを理解しなければなりません。皆さんがここに集められているという事実が示すものは、神様の摂理において、重要な役割を遂行しなければならない特権が与えられているということなのです。皆さんが、それをもらう資格があろうがなかろうが、この特権は、皆さんに与えられたものなのです。特権とは、その中にすでに期待が含まれているということです。皆さんは、その期待が何なのかを理解しなければなりませんし、自分に如何なる欠点や困難があったとしても、その期待に答えるために、最善の努力をしなければならないのです。
私の言っていることは正しいですか、間違っていますか。もしキリスト教が責任を果たしていたら、皆さんが今座っている席は、宗教、政治、ビジネス、学問など、あらゆる分野における最高のキリスト教指導者で一杯になっていたはずです。真の父母様が、本来準備されていた、キリスト教の基盤を受け継いでいれば、その席は、最高の潜在能力を持った、世界の若いリーダーで一杯になっていたのです。ですから、皆さんが父母様を代身して、神様の摂理を自分の肩に担う機会が与えられているという事実は、他の誰にも与えられていない、とてつもない特権なのです。この偉大な任務を引き受ける人は、歴史的重要性を持った人物になるのです。
(『神様の夢の実現』124~126ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(4回目)。前回は、真の家庭理想を見失った時、統一運動は歴史のちりと消えてしまうということで書きました。今回のみ言は、カットせずに紹介しました。非常にわかりやすいみ言です。
もしもキリスト教がお父様を迎えていれば、お父様の弟子には最高の心情や能力を持った方々がなっていたことでしょう。マザーテレサやキング牧師など、すでにこの世の中で長子権を持った人々です。そういう方々が「真のアベル」としての責任を担っていたとしたら、どれだけ立派なリーダーになっていたでしょうか。そして祝福を受け、個人として家庭として完成していく人が、弟子の中にも現れたことでしょう。
そういうことを考えたときに、祝福中心家庭に対する神様の期待というものは、どれくらい大きなものだったでしょうか。
顯進様は、「特権」と「神様の期待」あるいは「任務」をセットで語られています。私たちの中でも、祝福を受けた時に、その「特権」だけを喜び、「神様の期待」や「任務」を担う責任を自覚する人が少なかったと思います。つまり「責任分担」です。
全体目的から考えたときには、地上天国を実現するために、私達祝福中心家庭が果たすべき使命というのは、かなり背伸びをし、かなり飛躍しなければ果たせないものです。ニューヨークヤンキースのエースの代わりに、甲子園で初戦敗退の高校球児が登板しているようなものだからです。
また、個体目的(個人の救いと完成)から考えても、祝福というものは、責任分担を果たせば完成に至ることができるように道が開かれた、というだけであって、責任分担を果たさなければ救いも完成もありません。
この「責任分担」(「神様の期待」、「任務」)を理解していなかったところに、様々な混乱が生じています。祝福二世が無原罪だと到底思えないとか、祝福家庭なのに酷い家庭だとか、清平に通ってばかりいるとか、献金ばかりしているとか、教会にばかりいて家にいないとか…。人間の責任分担には神様は絶対に干渉なさらないため、責任分担それ自体を果たさない限り、何も良くなりません。
私たちは「特権」に感謝する以上に、「責任分担」に目覚めなければならないですね。
責任分担を果たそう! おー!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
昨日私は、「統一運動は官僚主義になり、体制化されている」と話しました。皆さんは、統一教会の信仰の中心となる根や軸を見つけなければなりません。それは神様、真の父母様、そして真の家庭から、そして皆さんが理想家庭(※)に接ぎ木された祝福家庭だという事実から、探し出すことができます。…(中略)…多くのリーダーが、自分が責任をもった機関や団体のことばかりを考える傾向があります。非常に画一的で官僚的で、政治的態度を持っているということです。…(中略)
もし皆さんがそのような方向に進んでいけば、統一教会はただのキリスト教の一教派か、あるいは他の宗教になることでしょう。それが真の父母様のレガシー(遺産)だと思いますか。神様の国のレガシーだと思いますか。お父様は、新しい宗教を作るために、地上に来られたのではありません。新しい教派を作るために来られたわけでもありません。
81年の生涯の中で、お父様はただ一つの目的を完成するために、ただ一つの目的に焦点を合わせて動いてこられました。…(中略)…一貫して維持してきた一つの目的は、地上に神様のみ旨を実体化することだったのです。…(中略)
昨日、私が語った神様のみ旨は何だと思いますか。神様が人類歴史を通して復帰しようとされていたものは何だったのですか。それは真の愛、真の生命、真の血統が顕現する理想家庭(※)でした!皆さんは、これを明確に理解しなければなりません。もしこのことを見失い、忘れてしまえば、統一運動は歴史のちりと消えてしまうでしょう。
(※)「理想家庭」よりも「真の家庭」の方が、しっくりくる翻訳のように思います。原文はIdeal familyなのかTrue familyなのか、確認はしていませんが。
(『神様の夢の実現』122~124ページ)
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顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(3回目)。前回は、私たちに必要な最高のコーチは、顯進様のように自分を厳しくプッシュしてくれるコーチだということで書きました。
今回の御言は、見事に今日の統一運動の状態を言い当てているみ言といえると思います。要約すると、統一運動は真の家庭の重要性を理解できていなかった、ということだと思います。
お父様が後に平和メッセージの中で「モデル平和理想家庭」と表現される訳ですが、真の家庭が完成して初めてその中に、真の愛と生命と血統が現れ、四大心情圏が現れ、天国のモデルが完成することになります。そこから広がっていくのが地上天国ですから、最初の核である真の家庭が完成しなければ地上天国は夢物語に過ぎません。また、真の家庭の三代の中に、過去の王権、現在の王権、未来の王権が顕現し、神の主権の永続性が決定されることになります。
私たちはこれをどのように捉え違え、理解できていなかったのでしょうか?
顯進様のご指摘によれば、お父様が一宗教、一宗派を作るために来られたと誤解している人たちがいる、ということです。そういう方々は真の父母様の基盤とは、組織や教勢のことだと考えています。そしてみ旨とは組織や教勢を大きくすることだと考えます。そのような誤った観点が実際の活動に際し様々な面にひずみとして現れ、お父様の顔に泥を塗ることも多かったのです。そして定着時代を迎え、お父様が統一教会を解体しなければならないと語られた意味が理解できず、それでは基盤が縮小してしまうと抵抗するか、無視するかしてきたのです。
また、「真の家庭」ではなく、「真の父母」だけが重要だと考えた方々もいました。地上天国がどのように現れるかという原理からすれば、真の父母が来た目的は真の家庭を成すためであって、それができなければ失敗です。「独生女」論はその原理を無視した典型と言えるでしょう。「独生女」がどんなに貴くても、独りでは天国は成せません。神様を中心とする真の家庭の関係性の中に、天国は現れるのです。
最近は善進様もお母様の側におられないと聞きました。お母様の周りの人たちが本当のことを言わなければ駄目です。「独生女」論は絶対に通用しません。語れば語る程、子女様も食口も世の中の人々も離れていくのです。家庭連合が「独生女」論を擁護する限り、このままではお母様を「独りで生きる女」にさせてしまいます。
いずれにしても、「真の家庭理想」の実現が天国の門になっています。顯進様が「もしこのことを見失い、忘れてしまえば、統一運動は歴史のちりと消えてしまうでしょう。」と語られた意味を、当時はよく理解できませんでしたが、今では決して大袈裟な表現ではないということが、よく分かるのではないでしょうか?
「真の父母理想」よりももっと大きな理想であり、ひとつのゴールであると言えるのが「真の家庭理想」である。このことを統一家の全ての食口が理解しなければならないと思います。
真の家庭の重要性が分かった食口はクリック!!
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
私は少年時代に、たくさんのスポーツをしましたが、最高のコーチというものは、大抵、一つ一つ教えて、訓練する人ではありません。そのように面倒見の良いコーチでは、試合に勝つことはできません。一つ一つ教える面倒見の良いコーチは、決して選手が持っている最高の能力を引き出すことができないのです。一般的に最高のコーチは、自分では悟っていなかったとしても、皆さんの可能性を認め、いつでも皆さんを後押しする人です。
それでどうなるか分かりますか。長い期間、ただ練習に練習で、めちゃくちゃだという感じがするかもしれませんが、本人はそれに気付こうが、気付くまいが、変わってきているのです。そして、試合の時に突然、その結果が現れるのです。…(中略)…新しい頂上と新し段階に到達できるように、自分自身をより強く押し出したために可能になったのです。リーダーシップは、まさにここから始まるのです。
私は人間が、何かをなすのを見るたびごとに、非常に驚かされます。それと同時に、人間というものが、いかに自分を過小評価しているかということにも驚きます。それは非常に対照的です。人間には、非常に大きな潜在的可能性があるにも関わらず、彼らは容易に自分を過小評価してしまうのです。
今日の世界を見ると、人々は最高の境地に到達しようと、努力していないことが分かります。…(中略)…今日の若者を見てください。彼らは現状にとても満足しています。もっと優秀で、偉大な人になるために挑戦するよりは、凡庸な自分の姿、現在そのままの自分の姿を受け入れています。自分が、神様から与えられた潜在能力や責任とは関係なく、ただ平凡な自分の姿を受け入れろというのが、今日の新しい原則になっています。
(『神様の夢の実現』121~122ページ)
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前回から、顯進様が2001年に米国で行われた21日特別指導者修練会で語られたみ言を紹介しています(2回目)。前回は、再臨主であるお父様に侍るにはあまりに不足な私たちであるため、常に優秀なリーダーになるために努力しなければならないということで書きました。
今回のみ言は、オリンピックに出場した一流のアスリートでもある顯進様の経験も踏まえたみ言で、本当に顯進様らしいみ言だと感じます。私などはこういうみ言にワクワクします。自分を育てる場合にも、人を育てる場合にも、潜在能力や可能性を信じて「プッシュ」しなければならないということを強調されています。
私たちは神様から祝福中心家庭という位置を与えられた者ですが、それに相応しい中身がまだ身に付いていません。だから自分をプッシュしなければ、とてもとても神様から期待される責任分担を果たすことができません。
本来、お父様に従うべき、準備されていた人々とは、キング牧師やマザーテレサのようないわば聖人のような方々でした。そのような方々が最初に祝福中心家庭になるべきでした。それが本来あるべき祝福中心家庭の基準であるとするならば、大変なことです。
当然、私たちには顯進様のような厳しいコーチが必要だということですね。
「残りカス」としての自覚が高まった食口はクリック!!
2001年2月からお父様は顯進様を世界平和青年連合の世界会長に任命され、48歳以下のすべての指導者に対する責任を任せられました。顯進様はカナダ、米国、リトアニアの3回にわたって21日特別指導者修練会を主催されました。今回から、その第二回修練会(米国)における顯進様のみ言を紹介します。
≪顯進様のみ言抜粋≫
『定着時代のためのリーダーシップ・パラダイム』(米国・ベリータウン、2001年4月20日)より
私がCARPに責任をもつようになった時、「ナンバー2はない、ナンバー1だけだ!」というモットーを掲げました。それはなぜでしょうか。統一運動の優秀性を再度引き出したかったからです。そこでは人々は、自己満足し、自己陶酔していました。このような人たちを目覚めさせるために、「ナンバー2はない、ナンバー1だけだ!」というモットーを作ったのです。…(中略)…私達が、最高の基準に向かって努力すべき理由は、私たちが神様を代身しており、神様は最高になるにふさわしい方だからです。また、私たちが真の父母様を代身しており、その真の父母様も最高になるにふさわしい方だからです。
統一運動のリーダーが、一番になりたいというような意識を持ち、熱望を持たなければ、どうしてその位置にいることができるでしょうか。…(中略)…この修練会の目的は、指導者を作ることにあります。管理者や官僚主義的な人、政治的な人を作るためではく、他の人たちが従ってくることができる模範となり、その水準を更に引き上げることができるリーダーを作るところにあります。…(中略)
問題は、どんな役職に就いているかではありません。それは何の意味もありません。重要なことは、自分がどのような種類のリーダーなのかということです。…(中略)…皆さんは、自分に従ってくる人たちのために、どのような種類の基準を立てていますか。私が真の父母様にお会いする時、ご父母様の助けになる人は多くないということです。…(中略)
皆さんがひどい人たちだとしても、真の父母様のことを考えれば、皆さんを訓練し、育てることを覚悟する以外、道がないのです。私は、皆さんを正しい軌道に導き、皆さんが真の指導者になれるように努力いたします。行政的な技術、管理上の方法など、その他の能力は、すべて学んで身に付けることができます。しかし、リーダーシップは、自分の内面の深いところから探し出さなければならないものです。例えて言えば、それは信仰のようなものです。
(『神様の夢の実現』118~121ページ)
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非常に身が引き締まるような顯進様のみ言です。私自身がもともと、どれくらい真の父母様に相応しくない者であるかを再認識させられます。
本来は1945年当時、キリスト教指導者たちがお父様に従っていれば、お父様をお支えするのは、心霊的に長成期にあった立派な人物たちだったはずです。すでに世の中で長子権をもって、多くの人々から尊敬を勝ち得ていたような人々だったはずです。
それが摂理の失敗によってイエス様の時代で言えば遊女、取税人、漁夫といったような人々が従ってきました。要は、心霊的に準備の整っていない人々がやってきたため、お父様は「先生は君たちと一緒にみ旨をやることになるとは、夢にも思わなかったよ」と仰いました。
2000年前、イエス様の弟子たちが本来のみ旨が何か、イエス様の願いは何かを悟ることもできずに、「俺たちの中で天国で一番偉くなるのは誰か?」などと論じ合っていました。正にその如く、今日の私たちも、お父様が荒野に追い出されたために仕方なく作った統一教会という小さな閉じられた社会の中で、自分は指導者だとか、再臨主の弟子だとか、祝福家庭だとか自己満足し、自己陶酔していたように思います。
顯進様は持って生まれた天稟は勿論、ご自身もその人生の中で絶えず努力されることで、真の父母様の息子として相応しいご自身になるべく挑戦されてきました。その顯進様が私たちをご覧になった時に、「これが真の父母様の基台なのか」とさぞ唖然とされたことでしょう。
摂理的長子として、顯進様はこのような私たちを訓練し、本来従ってくる予定だった方々に負けない基準を持つことができるようしようと投入してくださいました。しかし、当時の指導者たちはそのような心情を理解することができず、顯進様を誤解したり、嘘の報告を上げたり、陰で反発したりしたようです。
私自身も復帰される前、果たしてどの程度の価値を持った人間だったのか…。鞍馬天狗さん流に言えば、「残りカス的存在」でした。(そこまで言われると、何故か逆にスッキリします。)
私自身も、「自分がどのような種類のリーダーなのか」ということを、自分に率直に問いかけ、再出発する必要があると再認識させられました。「ご父母様の助けになる人は多くない」このみ言を肝に銘じたいと思います。
自分が「残りカス」だとわかった食口はクリック!!
前回は2009年3月8日の「束草事件」を前後してお父様に報告された顯進様についてのあり得ない嘘について書きました。そしてその時に顯進様が沈黙された理由も書きました。
今回は、「束草事件」から一年ほど前の時期である2008年3月23日に、顯進様がお父様に差し上げた手紙から、冒頭部分と結びの部分を引用させていただきます。
この手紙を読まれたお父様は大変喜ばれ、訓読会でも読ませる程でした。その内容がお父様の真意や方向性と一致していたということです。「この手紙を書いた人は、永遠に滅びることはない」とも仰ったそうです。しかしこの手紙に関しても、「郭錠煥先生が書いたものだ」などの嘘の報告がなされました。当時、教権勢力の目的が、いかに顯進様を排除することに一貫していたかが分かります。
この手紙の内容は、真の父母様に対する顯進様の絶対に変わらない心情を感じることができると共に、今日統一家に顕在化した問題を、2008年の時点で非常に的確に言い当てています。(そのような部分は太字にさせていただきました。)この手紙の後、顯進様を排除する試みが一層強化され、「ありえない嘘」まで用いられるようになって行くのですが、昨日の記事と併せて、皆様によく理解していただけるものと思います。
≪顯進様のみ言抜粋≫
『真の父母様への特別書信』(2008年3月23日)より
〔冒頭部分〕
愛するご父母様
一世紀近く、絶対的基準をもって神様の夢をなすために投入してこられた人生は、私達すべての指標になってきました。一生涯、維持してこられたその固い決意は、あらゆる試練と迫害に綴られた波乱万丈の人生の中でも、変わることのない動機の源泉であり、荒れ果てた環境の中で統一運動を世界中に花咲かせてきた、しっかりした支柱でありました。
今、ご父母様は、将来を見渡されながら、私達の前には、数十年間積み上げられた血と汗と涙の結実があると共に、新しい挑戦が待っていることを認識しておられることと思います。今日、私たちは第二次大戦直後のキリスト教がおかれていた状況と、非常に類似した立場に立っています。「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド(One Family Under God)」即ち、「神様の下の一家族世界」を建設しようという神様の夢を中心として世界平和を実現することもできたはずの、まさにその時です。従って今、最も重要なことは、私たちの運動全体が神様の神聖な摂理目標と方向に焦点をあわせることです。これは今後5年間のためではなく、One Family Under Godの夢を完全に実現する未来のためなのです。
ご父母様は、すでにご存知と思いますが、私たちは今、重大な岐路に立っています。摂理の未来は、今私たちの運動がどのような方向をとるかにかかっていると言っても過言ではありません。お父様、2006年にお父様は、今後3年間がどれほど危険で重要な時期であるかを、私に語ってくださいました。まさに2007年と2008年と2009年です。私もやはり、この時期の重大さを感じており、早くすべての基盤を確立し、摂理の方向に正しくアライン(一致)させておかねばならないということに苦心してきました。もしそのようにさえできたなら、私たちは、摂理的目標である神様の国建設と、究極的なアベルUN建設の夢を成し遂げることができるでしょう。しかし、ここで挫折すれば、私たちは一つの小さい教団として残るか、未だ異端教派の束縛から抜け出すことができないことにもなりかねないでしょう。…(中略)…
〔結びの部分〕
お父様、あなたの生涯の見本を通して、私は多くのことを悟ることができました。今日、私の立場に関してお父様が、何故私が山から降りて、再び公的な使命を始めたのかを聞いてくだされば幸いです。2005年の初め、お父様の指示の後、私はどのような困難なことが起こるかよく知っていましたので、自分の使命を更に進めていく力と意思を失っていました。私は、私たちの家庭の現実を余りにもよく知っていたために、真の家庭が公的に現れる時、真の家庭に対する信頼の薄さを最も心配していました。しかし、突然、私たちは、全ての欠点を持ったままで、世界の前に現れるようになりました。
私は、指導者たちの党派的文化と政治的関係が、私たちの家庭を汚染することは、時間の問題であることを知っていました。「類は友を呼ぶ」という言葉と「水は高きより低きに流れる」という言葉のように、私たちの運動内にある境界線が、共通の目的と利害関係を持つ人々によって、私たちの家庭にまでもたらされることを知っていました。私にとってそれは、真の家庭の理想を根本的に壊すものとして、許すことのできないものでした。私は、自分の利益を優先する政治的な過程や体制の中では、神様を見出すことができず、反対に寂しく自己犠牲が要求される場で、神様を見つけることができました。そのために、いつも汚れのない自然が、私の「本当の教会」であり、そこで神様が私の中に存在していることを体験させてくださり、私の行くべき道を悟らせてくださいました。あの深いアラスカの山の中で、神様は私に山から下りて、お父様を助けて差し上げなさいと語られました。今はいかなる時よりも、お父様が私を必要としている、と悟らせてくださいました。
しかし、再び戻ってきた時の状況は、私が想像したよりもずっと難しくなっていました。私はその後、家庭の中ですら、私と私が行っていることに対して、多くの誤解を受けるようになりました。更に、偽りの考えが事実のように形作られ、私が真の家庭に関心を持たないで、強欲にも全てを支配しようとし、周囲に人たちの謀略に振り回されていると攻撃されました。根拠のないでっち上げに私の兄弟たちが同調し、ご父母様さえも心が揺れ、ある時にはそれを認められるような印象を受けた時、私は当惑せざるを得ませんでした。人は歳をとり、時間が過ぎれば変わるものだと言いますが、生まれつきの根本的な性稟は変わることなく、むしろ生涯の経験を通して深さを増していきます。35年前の清平で、他の兄弟たちがご父母様と一緒に船に乗れるようにと、自ら後に残ったその子供、お父様がそのように記憶しておられるその子供に対し、このようなうそが投げられているのです。
お父様、摂理的なみ旨に根ざした共通の目的と方向性なしには、このような混沌と分裂は、次世代にも持続するでしょう。これに関して私は、ご父母様にすでに何度も率直にお伝えしました。お父様の本当の「レガシー」を正しく認識し、お父様の波乱万丈な生涯の原動力になったその「夢」の相続を受けてこそ、本当に「一つになる」ことができます。お父様が創造原理を通して現された「神様の夢」が、私達統一運動は勿論、真の家庭を導く光とならなければならないと、私はいつも信じていました。ご父母様の直系だと言って、自然に神様と人類が願う真の家庭になるのではありません。真の父母様が、限りない試練と苦難を通して真の父母の立場まで上がられたように、私達も、神様と人類が願う真の家庭になるために、私達自らを磨いていかなければならないのです。
お父様、私に対してご心配なさらなくても結構です。どのような困難と誹謗が私の前を塞いだとしても、お父様とみ旨のための私の覚悟と行動は続くでしょう。お父様の夢とレガシーは、私達を通して世界の前にずっと広がっていくでしょう。神様は実に神秘的に働かれます。お父様は、この摂理の最後の時に、父子協助時代がどのくらい重要かということを、私に語られたことがあります。その時には私は理解できませんでしたが、このすべてのことを通して、今ようやく悟るようになりました。アダム家庭で、サタンは長子権、父母権、王権という三つの位置を奪っていったとお父様は教えられました。それによってサタンは、血統と父子の関係を神様から奪っていきました。この理想を復帰するために、お父様は、私に公的な責任を与えられた時から、私に絶対的にお父様とアラインすることを願われました。しかし、それを感じる次元に留まり、今まで本当に「悟る」ことができませんでした。今になって、この悟りを得ることができるようにしてくださった神様に感謝を捧げ、お父様の大きな理解と忍耐に心から感謝いたします。
長い時間聞いて下さり、深い思いやりをくださったことに感謝申し上げます。孝進お兄さんの昇華で、心を痛めておられるご父母様を思いながら、更に一層、孝子の道理を果たして参ります。
あなたの愛する息子、顯進拝上。
天一国8年3月23日
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正に統一家は2007年、2008年、2009年という三年間を越えることができませんでした。そして顯進様が仰るように、私達は一つの小さい教団として残り、未だに異端教派としての扱いを抜け出せていません(そうでなくなっているのは顯進様の運動だけと言えるでしょう)。この七年間で起こったことを想起していただければ、顯進様の視点がいかに正しいものであったかを理解していただけると思います。
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